ゲーマーならできて当然……? PS、Switch、Xboxの配列に合わせてボタンを押すゲーム「ExtremeQTE」が難しいってレベルじゃない

全ハードのボタンがごちゃまぜで出てきて、頭がどうにかなりそう。

» 2021年04月06日 20時30分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 「ゲーマーの操作スキルを測定する」「ゲーマーならできて当たり前」――キャッチコピーが挑発的なWindows用フリーゲーム、「ExtremeQTE」が非常に手ごわくて悔しいです。PlayStationの「×」Switchの「X」Xboxの「X」を、瞬時に判断して正しい位置のボタンを押せとか鬼か!?



ExtremeQTE 一見すると簡単なルールですが、赤地のボタンはN社(Nintendo Switch)、青はS社(PlayStation)、緑はM社(Xbox)の、それぞれのコントローラのボタン名で表示されるのがミソ

 3つのゲーム機のゲームパッドは配列こそほぼ同じなのですが、ボタンに振られた記号が全然違います。例えば、天面の一番右にあるボタンは、PSなら「○」Switchなら「A」Xboxは「B」。右人差し指が当たる位置のボタンも、PSは「R1・R2」Switchは「R・ZR」Xboxは「RB・RT」。特にSwitchとXboxはAとB、XとYの位置が真逆で、交互に遊んでいるとしばしば混乱させられてしまうものです。

 Twitterユーザーのスイカ食べ食べうさぎ(@8m410)さんが個人開発した同作は、その混乱を意図的に招くゲーム。1分の制限時間内に、お題通りのボタンを何回押せるか競います。お手つき1回につき残り時間が5秒減るペナルティがあり、スピードも正確さも大事。


ExtremeQTE 筆者はXbox One用のゲームパッドでプレイ。緑地でYなので、そのままYをポチッ

ExtremeQTE 青で○はまあ簡単、XboxでいうとBの位置

ExtremeQTE うっ、今度は赤のB……SwitchとXboxはAとB、XとYの配置が真逆なので、Xboxパッドの場合はAを押さなくてはならない

ExtremeQTE そして、赤のYを見て、そのままXboxのYを押すと当然ミス。お手つきは制限時間5秒マイナスのペナルティ

 このゲームでやっかいなのは、表記が3機種ごちゃまぜのお題。緑地で「B」と表示されれば、「XboxではBのある場所」赤地で「B」と表示されれば「SwitchではBのある場所」のボタンを急いで押さなくてはなりません。しかも、これをPS用なりXbox用なり、Windowsに対応するゲームパッドのどれか1種類で入力するわけですから、なおさらややこしいことになります。

 とはいえ筆者もゲーマーのはしくれ、全機種持ちなめんなよと意気込んで挑戦してみたのですが、けっこうスパイシーな辛酸をなめさせられました。R1とR、RBなどは表記が似通っていますし、PSの○△□×は他と異質ですし、あまり間違えないのですが、やはり困難なのはABXYの処理。赤地で「X」と出ると、「えーっと任天堂ハードだとどっちだっけ?」と一瞬考えてしまい、なかなかスコアが伸びません。それに焦ってお手つきすると、さらに伸び悩む悪循環。


筆者のプレイ動画。そこそこうまくいっているようにも見えるが、AやYが出ると少しテンポが落ちるあたりに老いが表れている

 ある意味苦行のような体験ですが、トライを重ねてスコアが伸びるとだんだん楽しくなってくるあたりはやはりゲーム。得点に応じて「柔軟なゲーマー」「天才ゲーマー」などと称号が与えられるのも地味にうれしいです。これだけで本当に天才ゲーマーになれるわけではありませんが、少なくとも判断力や反応力は鍛えられそう。


ExtremeQTE ノーミスで終わると強調されるのもうれしい……が、ミスったときよりも低スコアなのでやっぱりくやしい

 Twitterハッシュタグ「ExtremeQTE」には、遊んだプレイヤーたちのからのスコア報告も。中には90点超え――つまり3秒に2回以上正答する猛者もいて驚かされます。俺もがんばろっと。

協力:スイカ食べ食べうさぎ(@8m410)さん




Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた