震災で元妻と子を亡くした男が、10年ぶりに東北を訪れ…… 震災を経験した柴犬の漫画『柴ばあと豆柴太』に涙がにじむ(1/2 ページ)

試し読みとして第11話を出張掲載しています。

» 2021年04月14日 22時00分 公開
[宮原れいねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 愛らしい柴犬を主人公に、“3.11”後の東北で生きる人々を描いた漫画『柴ばあと豆柴太』(講談社)の単行本第3巻が発売されました。作者は、東北に転勤後、震災の記憶や東北の現状について取材を続けているヤマモトヨウコ(@YY0905)さん。


柴ばあと豆柴太 3巻 漫画 単行本 柴犬 震災 東北 11話 柴ばあと豆柴太

 弁当屋を営む「柴ばあ」と、自分を人間だと思っている柴犬「豆柴太」を中心に、悲しみを背負いながらも前向きに生きようとする人々を温かく描いた作品。娘と孫を津波で失った柴ばあは、あの日からずっと見つからない家族を懸命に探しています。

 他にも、さまざまな過去を抱える先生や消防士といった人々が登場。それぞれの心の内が丁寧に描かれており、どうしようもなく切なくてつらい出来事から、一生懸命生きて立ち上がろうとする人間の強さや支え合いに心打たれます。

YouTubeでは絵本動画も公開中です/「柴ばあのさがしもの」 〜犬から見た10年目の3.11〜

 今回、試し読みとして、単行本第3巻に収録されている第11話「豆柴太、追いかける」を掲載。柴ばあの孫・虎太郎のお父さんが久しぶりに東北にやってくるというお話ですが、柴ばあとの仲は悪く、険悪な空気に。それには大きな原因があり……?

 10年前の震災と、1つの過ちから生まれた罪悪感。そのつらいことと向き合うことに苦しむ虎太郎のお父さんは、その場から一度逃げだそうとしますが、柴ばあと豆柴太の“願い”を聞き、その強さに触れたことで、前に進もうと心が動きます。あふれるように出た「会いたい」という言葉と涙に胸が熱くなる……。

 ねとらぼ生物部では『柴ばあと豆柴太』を2020年6月〜8月に連載。こちらでは第1話から試し読みができます。

↓↓↓第1話はこちらから↓↓↓


柴ばあと豆柴太 3巻 漫画 単行本 柴犬 震災 東北 11話 柴ばあの娘・さなえの“元夫”を埼玉から呼んだのには理由が


柴ばあと豆柴太 3巻 漫画 単行本 柴犬 震災 東北 11話 彼を苦しめる大きな出来事と罪悪感


柴ばあと豆柴太 3巻 漫画 単行本 柴犬 震災 東北 11話 柴ばあと豆柴太の“願い”は……?


柴ばあと豆柴太 3巻 漫画 単行本 柴犬 震災 東北 11話 今回もつらく切なく……そして最後にはやさしい気持ちになれるお話です

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/31/news019.jpg “部屋が汚すぎて”彼氏に振られた女性→1人孤独に片付けを続け、600日後…… まさかの光景に「感動しました」
  2. /nl/articles/2501/29/news009.jpg 高校生のときに出会った“同級生カップル”→「親に頼らん!」と必死に貯金して…… 19年後、現在の姿に反響
  3. /nl/articles/2502/01/news088.jpg 「痩せた」 大谷翔平、“最新ショット”に驚きの声 “寝ぐせ”にツッコミも……「うわ凄い絞ってる」
  4. /nl/articles/2501/28/news188.jpg 「やられたな」 ベトナムで「FUJITSU」だと思って購入した家電→“衝撃の正体”に思わず戦慄
  5. /nl/articles/2502/01/news039.jpg 生え際後退で老けて見える25歳男性、プロが大胆カットしたら…… 「不可能を可能にした」「35歳から15歳に」大変身が740万再生【海外】
  6. /nl/articles/2501/30/news026.jpg 普通の折り紙1枚を、パタパタ折っていくと…… プレゼントにぴったりな美しいアイテム完成に「すげぇつくりたい」「かわいい」
  7. /nl/articles/2501/31/news041.jpg 水道検針員から直筆の手紙、確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生→大反響から1年たった“現在の様子”を聞いた
  8. /nl/articles/2502/01/news008.jpg 【ハギレ活用】「もう最高……」 着物のハギレをリメイク→わずか30分で“すてきなアイテム”が完成! 「私にもできそう」
  9. /nl/articles/2502/01/news047.jpg 【編み物】彼氏のために、緑と黄緑の毛糸を正方形に編んでつなげると…… 圧巻のおしゃれな大作完成に「息をのむほどすばらしいよ」
  10. /nl/articles/2501/31/news215.jpg 「こういうの大好き」 ユニクロ“3990円パジャマ”が発売前から話題騒然 「最高」「シンプルで良い」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議