初版が予約のみで完売してしまった『水曜どうでしょう×地球の歩き方』の上巻が重版＆2020年の最新作の記録も収録した下巻が発売

[ねとらぼ]

『水曜どうでしょう×地球の歩き方』(C)HTB

　「水曜どうでしょう」と海外旅行ガイドブック「地球の歩き方」がタッグを組んだ永久愛蔵版『水曜どうでしょう×地球の歩き方』の下巻が4月21日に発売される。それに伴い、予約分だけでほぼ完売してしまった上巻も重版される。

　2020年10〜12月にかけて放送された「水曜どうでしょう」2020最新作「21年目のヨーロッパ21ヵ国完全制覇」は、12年ぶりとなるどうでしょう班4人だけの海外ロケだった。1997年に21ヵ国完全制覇という目標を掲げ無謀な計画に挑むも、13ヵ国で断念。1999年のリベンジでは人間を破壊する北欧の壁に阻まれ4カ国にとどまった。そして、2006年には1つだけ離れたアイルランドをはなから無視し、「20ヵ国完全制覇」と タイトルまで変えてようやく全てを回り切ったつもりでいたどうでしょう班。しかし、4人の心にどこか引っかかったままくすぶっていた“不完全燃焼感”を抱いていたのだ。そして12年の時を経て2018年、アイルランド1カ国のためだけに彼らは旅立った……。

　『水曜どうでしょう×地球の歩き方』では21年にわたる壮大なヨーロッパ旅の記録を、海外旅行ガイドブックの「地球の歩き方編集室」が写真と活字で克明に再現。情報が古すぎてガイドブックとしては使えない、という難点を補って余りあるファン必携の番組ガイドブックとなっている。

　今回の愛蔵版は2018年10月にBANDAI SPIRITSより発売された「一番くじ 水曜どうでしょう 旅のカリスマ」のA賞・B賞『水曜どうでしょう×地球の歩き方 上巻・下巻』をベースに加筆・修正を加えたもの。

　上巻にはミスターどうでしょう・鈴井貴之さんと大泉洋さんの「今さらふり返るヨーロッパ」独占インタビューのほか、幻の1st写真集から選りすぐった嬉野雅道ディレクター撮影の巻頭グラビア（スナップ集）を収録。下巻では、同じく幻の1st写真集から大泉さんが当時旅の合間に書きつづっていた「ロケ日記」に加え、2020年の最新作の記録も収録した。

　藤村忠寿チーフディレクターは「これはホント、我々でさえ思い出せないところまで丁寧に調べている。すごいです」と、嬉野雅道カメラ担当ディレクターも「この本は物凄いですよ。ヨーロッパでぼくらが訪れたホテルやメシ屋まで網羅してますからね。よく調べましたよねぇ。地球の歩き方調査部の仕事は計り知れないです」とコメントを寄せている。

　上下巻、それぞれ1980円。上巻は76ページ、下巻は88ページの構成。HTBオンラインショップ、Loppiオススメ（ネットショッピング）、オフィスキューオンラインショップ「CUEPRO」、三省堂書店（全国、一部店舗を除く）で販売される。