「嫌い」だった作業が「一番好き」になった 漫画家が苦手を克服した実体験漫画が参考になる(1/2 ページ)
巨大な「苦手」を倒さずに味方にする方法。
苦手なことにチャレンジするとき、少しずつ“小さな習慣”を変えていくことで苦手意識を克服したエッセイ漫画が、Twitterで参考になると話題になっています。
投稿したのは、『うえきの法則』や『ポンコツちゃん検証中』の作者で漫画家の福地翼(@fukuchi_tsubasa)さん。以前は、0から1を作るネーム(漫画の設計図のようなもの)の作業が嫌いで「この仕事向いてないのかな…」と思いつめるほど苦手だったそうですが、今ではそれが一番好きな作業に。その理由について、「苦手」に対する考え方を改めたからだとしています。
それは、苦手な物事を小さな「習慣」というパーツの集合体だと思うこと。“苦手”をすぐに“できる”に変えることは難しくても、そのパーツを1つずつ交換することはできます。
福地さんの場合は、ネーム時の習慣を少しだけ変えてみて、成果が感じられたら次からそれを習慣にしていく……という流れでパーツを交換。例として挙げられているのはちょっとした習慣ばかりで、「夜描く→日中に描く」「ガムを噛む→紅茶を飲む」など。
そうして続けた結果、「できなかった時の習慣」の集合体が、いつの間にか「できた時の習慣」の集合体に変わります。すると、自分にとって大きな壁だった“苦手”が頼もしい味方となり、ネームが以前よりスムーズにこなせるように。福地さんは、苦手を克服できたことだけでなく、嫌いから「好きな作業」になったことがうれしかったと語っています。
だれしもが抱える苦手なモノへの向き合い方に、コメントでは「ステキな考え方」「目から鱗」「学習や仕事、人付き合いでも応用できると感じました」と、漫画家以外からも称賛の声が寄せられ話題に。他にも「ルーチンって大事なんだなとも思った」という声や、「まさに今取り組んでるのがこれです…!」と共感の声も上がっています。
福地さんは現在『週刊少年サンデー』で『ポンコツちゃん検証中』を連載中で、4月16日にはコミックス第8巻が発売されました。また今回のエッセイ漫画も収録されている初の短編集『ご機嫌ナナメの吉岡さん〜福地翼短編集〜』も電子書籍で配信中です。
作品提供:福地翼(@fukuchi_tsubasa)さん
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世間とのズレを認識してますますへこむ。
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