実はけっこう危険なポジション? バドミントン部の練習中、ノックする人に羽根を渡していたら網膜剥離になった理由(1/2 ページ)

「バットやラケットを振っている人からは離れよう」ができない役割

» 2021年06月02日 11時30分 公開
[ねとらぼ]

 「学校は机に座って勉強するだけの場所ではない」とよく言われますが、それゆえにさまざまな事故やトラブルも起こりうるもの。ねとらぼ読者からそんな体験談を伺う本企画、今回は「部活でノックを受けるときではなく、その手伝いをしていたときの事故」のお話。

ノッカーの補佐で網膜剥離



 バドミントン部の練習で、失明しそうになったことがあります。

 私はノッカー(ノックをあげる人)の補佐で、打つ羽根を渡すために隣でしゃがんでいたのですが、ノッカーのラケットが片目に当たってしまって。野球でいうなら、ノックする監督にボールを手渡していたら、バットが直撃したようなイメージです。

―― 「バットやラケットを振っている人に近づくと危ない」というのは常識ですが、その役割の人はむしろ近づく必要がありますからねえ……。

 その後、私は練習を中断。いわゆる“お星様が見える状態”が10分ほど続いていたかと思います。翌日、近くの眼科で診てもらったところ、網膜剥離と診断されました。

 数日後には大学病院を受診することになり、当日たまたまベッドの空きがあったので、入院することに。さらに詳細な検査をした結果、「すでに網膜が8割ほどはがれており、全てはがれてしまうと失明する可能性がある」と告げられました。

―― その後はどうなりましたか?

 部活が再開できるようになったのは1カ月後。入院が1週間ほど続いたほか、その後も2〜3週間は術後のためドクターストップがかかり、練習をお休み(見学)していました。

 その事故以降、ノッカーの補佐をするときはその人の真横ではなく、やや後ろの位置を確保するようになりました。羽根を手渡しする必要があるのでそこまで距離を取ることはできないのですが、振られたラケットが自分の顔などに当たらないように、という対策です。

本企画では取材させていただける読者の方を募集しています

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」