オンラインクレーンゲーム「GOTON!」、大量のアカウント誤BANを謝罪 サントリーとのコラボで正規応募者を利用停止(1/2 ページ)

手違いにより、正規の方法で参加しているアカウントに対しても利用停止をしてしまったとのこと。

» 2021年05月14日 18時45分 公開
[Kikkaねとらぼ]

 オンラインクレーンゲーム「GOTON!」とサントリー自販機が実施中のコラボキャンペーンに参加したプレイヤーが、大量にBAN(アカウント停止)されていることが分かり、同社が誤BANについて謝罪しました。BANの理由は「シリアルコードの不正入手・使用」とされていたものの、正規応募者もBAN対象となっていたため波紋が広がっていました。


BAN オンクレ GOTON 「GOTON!」に掲載された謝罪文

コラボキャンペーンの詳細

 物議を醸しているのは、サントリー自販機で対象商品を購入し、商品のバーコードをスキャンすると、「GOTON」内で使用できるゲームポイント・150SP分がもらえるというキャンペーン


BAN オンクレ GOTON キャンペーンの画面

 GENDA SEGA Entertainmentとサントリー食品インターナショナルが2021年3月29日から全国で展開しているものですが、5月12日ごろからキャンペーンの参加者より「垢BANされた」「普通にコーヒー買ってたのにGOTON垢BANくらいました」「GOTON!垢BANくらった もうサントリー絶対飲まない」といった声が上がり始めました。

なぜBANされたのか

 5月14日現在では、Twitterの検索窓に「GOTON」と入力すると「垢BAN」「ban」といったキーワードがサジェストされるなど対象者は相当数に上るとみられる今回の一斉BAN。ねとらぼ編集部が複数のBAN対象者を取材したところ、原因は「キャンペーンシステムの甘さにあるのではないか」との声が多く聞かれました。

 最も問題視されているのは、キャンペーンの参加が「自動販売機のQRコード」と「商品のバーコード」の2点で行えるようになっていたということ。


BAN オンクレ GOTON

BAN オンクレ GOTON

 同一商品を何個買ってもバーコード自体は同じになるため、1度でも商品を買えばそのバーコードを繰り返し登録できるというシステムの穴がありました。このことにより、毎日同じ自販機で同一商品を購入し、応募していた人が不正を疑われてBAN対象になる、いわゆる「誤BAN」が発生したとみられています。

 また、BANの理由を「GOTON!」側に問い合わせた人に対しては、「お客様のご利用アカウントにて、現在実施しているサントリーコラボキャンペーンのシリアルコードを不正入手・使用された形跡があり、誠に勝手ながら利用規約8条17号及び18号に基づき、アカウントを停止させて頂きました」「本件に関して当社からのご返答は以上が全てとなります。同様のお問い合わせにはご返信を差し控えさせていただきますのでご了承ください」との返信が寄せられました。


BAN オンクレ GOTON 誤BANについて問い合わせたユーザーへの返信

 なお、誤BANされたユーザーであっても、利用規約に基づき、購入済みでデポジット状態のSP(ゲームポイント)及び、獲得済みで未発送の景品に関する権利が失効となると記載されていたこともあり、多くの誤BAN対象者から不満の声が上がっていました。


BAN オンクレ GOTON ユーザーが物議を醸していた規約(「GOTON!」の利用規約

GENDA SEGA Entertainmentとサントリーを取材

 本件についてねとらぼ編集部がGENDA SEGA Entertainmentとサントリーに取材を申し入れたところ、「GOTON!」を運営するGENDA SEGA Entertainmentより、5月14日付けで返答がありました。

 同社によると、4月中旬から「不正利用が見られるアカウントに対しては利用停止」を行っており、事前のアナウンスもしていたとのこと。

 しかし、5月12日からの2日間にわたって、キャンペーン事務局の手違いにより、正規の方法で参加している複数のアカウントに対しても利用停止をしてしまったとのこと。「対象となっているアカウントへは制限を解除し、本来のサービスを補償すべく対応を進めております」とコメントを寄せました。

 またこの対応については、「GOTON!」の公式サイトでも告知されており、対象となるアカウントに対しては、利用停止状態を解除するとともに、本来利用継続されていれば得られたはずのSPの補償を約束。

 既に作業は進行しており、「アカウント毎の復旧及びSPの補償に関しましては順次個別にご対応させて頂いております」「該当するお客様には多大なるご迷惑をお掛け致しました。謹んでお詫び申し上げます」と謝罪しています。

 なお、サントリーからも「キャンペーン事務局の手違いにより、通常方法で参加されている複数のアカウントに対し利用停止となっていることが判明いたしました」との回答があり、GENDA SEGA Entertainmentと連携し、対象となっているアカウントへは制限を解除した上で、本来のサービスを補償すべく対応を進めていると明かしました。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/22/news047.jpg 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. /nl/articles/2412/18/news207.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. /nl/articles/2412/21/news040.jpg 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. /nl/articles/2412/22/news034.jpg 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. /nl/articles/2412/21/news019.jpg 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. /nl/articles/2412/22/news036.jpg 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. /nl/articles/2412/21/news023.jpg 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. /nl/articles/2412/17/news042.jpg 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
  10. /nl/articles/2412/22/news020.jpg 余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」