【漫画】「老後の楽しみは読書」と思っている人へ、介護職員が語る「若いうちに読むべき理由」が説得力ありすぎる 「老後なんて! 読めないから!」(1/2 ページ)

原因は視力の衰えだけではなく……。

» 2021年06月02日 12時00分 公開
[関口雄太ねとらぼ]

 現役介護職員でイラストレーターのつくもともよよ(@moyo_yo1002)さんによる、老後のシビアな現実を描いた漫画「加齢なる老後の世界」。その中から「老後の読書がいかに大変か」伝えるエピソードを紹介します。

友人「読書は老後の楽しみに…」→「老後なんて!本!読めないから!」 現役介護職員が語る「読者は若いうちに」の説得力がすごい 老後に読書はハードルが高い

 30代のつくもとさんは、同世代の友人が“読みたい本はたくさんあるけど時間がないから老後の楽しみにしている”と楽観的に話すのを聞き、「老後なんて! 本! 読めないから!」と心の中で叫びます。つくもとさんは介護士として9年間働き、お年寄りのリアルな姿を身近で見てきたからです。

 それは90代の女性に本を渡したときのこと。読書が好きだというその女性は、楽しそうに本を読み始めますが……5分もすると上の空状態でページをめくる手が止まり、「字が小さすぎて読めないわぁ〜」と途中で諦めてしまうのでした。

友人「読書は老後の楽しみに…」→「老後なんて!本!読めないから!」 現役介護職員が語る「読者は若いうちに」の説得力がすごい

 つくもとさんは老後に読書がしんどい理由を総合的に分析します。視力の衰えのみならず、「体力」と「記憶力」の低下から集中力が保てなくなり、本の内容が理解できなくなる人も多いとのこと。前述のおばあさんも本を開いてすぐにボーっとしてしまいました。読書は若者が想像する以上に頭を使う作業なのかもしれません。

友人「読書は老後の楽しみに…」→「老後なんて!本!読めないから!」 現役介護職員が語る「読者は若いうちに」の説得力がすごい 体力と記憶力が低下して読書のハードルが高くなる

 たとえ時間に余裕ができたとしても、肝心の読書ができなければ元も子もありません。内容を理解する力があるうちに、どうにか楽しんでおくとよさそうです。

 つくもとさんの「加齢なる老後の世界」シリーズはnoteにて公開中。高齢者がテレビを見て「何いってるのか分からない」と口にする理由を分析するなど、介護職員ならではの気付きを漫画に描いています。

作品提供:つくもと もよよ(@moyo_yo1002)さん


       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/29/news100.jpg 大谷翔平、妻・真美子さん妊娠公表→エコー写真に“まさかの勘違い” 「デコピン妊娠?」「どう見てもデコピンで草」
  2. /nl/articles/2412/29/news101.jpg チェジュ航空社長、日本語で謝罪 犠牲者は170人以上との報道 公式サイトは通常のオレンジからブラックに
  3. /nl/articles/2412/30/news070.jpg 大谷翔平の妻・真美子さん妊娠→現役時代に語っていた「将来の夢」に感動の声 「なんか泣けてくる」
  4. /nl/articles/2412/29/news005.jpg 母「昔は数十人もの男性の誘いを断った」→娘は信じられなかったが…… 当時の“想像を超える姿”が2800万再生「これは驚いた」【海外】
  5. /nl/articles/2412/29/news075.jpg 「スマホ入荷しました」 ハードオフ店舗がお知らせ→まさかの正体に大横転 「草しか生えない」
  6. /nl/articles/2412/30/news071.jpg 子どもがお店で“高額おもちゃ”を欲しがる→通りすがりの“五輪選手がまさかの理由”でプレゼント 「すごすぎる話」「今年一番感動」
  7. /nl/articles/2412/30/news007.jpg 16歳で妊娠した女性、当時はアンチも多かったけど…… 14年後、幾多の困難を乗り越えた“現在の姿”が話題
  8. /nl/articles/2412/29/news013.jpg 毛糸で“お花をぷくぷく”編んでいくと…… 思わず笑顔になるアイテム完成に「なんて美しい」「母に編んであげよう」
  9. /nl/articles/2412/29/news098.jpg 大谷翔平と妻・真美子さん“家族ショット”に210万いいね 「素敵な1枚」「幸せな家族写真!」【“大谷家”の新たな一歩】
  10. /nl/articles/2412/30/news039.jpg ヤクルトが“投げ売り状態”かと思ったら…… 「大勘違い」引き起こしかねない光景に「さすがに飲めない」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  3. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  4. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  7. 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
  8. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
  9. トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
  10. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」