「蟹座ってちょっと嫌なんだよねー…」 自分の星座が好きになれない女子高生と、なぜか蟹座が気になってしまう女子高生の漫画がエモい(1/2 ページ)

蟹座は「デスマスク」のイメージもあるし、致し方ない……。

» 2021年06月29日 12時00分 公開
[たちこぎライダーねとらぼ]

 仲の良い友だちが、自身の星座である蟹(かに)座があまり好きじゃないとつぶやいたことから、やがて自分の気持ちに気付く女子高生を描いた漫画に、なんだかにんまりしてしまいます。

 「蟹座のあの子」と題するこの作品の主人公は、女子高生のえっちゃん。ある日、友だちのひとり「とりちゃん」の何気ない一言が気になりはじめます。彼女は、自分の星座があまり好きじゃないというのです。

蟹座のあの子 自分の星座・蟹座を好きになれないとりちゃん

 「私、蟹座なんだけどさ、蟹座ってちょっと嫌なんだよねー…」

 以来えっちゃんは、蟹座のことばかり考えるようになってしまいます。テレビの占いコーナー見た蟹座の順位をとりちゃんに教えてあげたり、授業中にスマホで「蟹座 なりたち」で検索したり。

蟹座のあの子 自覚のないまま蟹座のことが気になるえっちゃん

 神話において蟹が星座になった理由が、笑えるほどショボかったと分かったときには、ショックを受けるとりちゃんに、「地球から見て太陽の通り道にある星座として偶然入れただけでも超ラッキー」と、よく分からないフォローもしてあげました。

 そんなえっちゃんは、自分がなぜ蟹座に夢中になっているのか、気付いていませんでした。彼女自身は獅子座であるにも関わらず、いつのまにか蟹座のことばかり詳しくなっていきます。

 教室でも星座の話ばかりするえっちゃんですが、別の友だちが朝の占いで「乙女座は何位だった?」と聞くと、えっちゃんは「蟹座の順位しかみてないや」と、さらり。

 その言葉を聞いたとりちゃんは、思わず頬を赤らめます。友だちも「あー、なるほどねー」と何かを察した様子ですが、えっちゃん自身は、自分が発した言葉の意味に気付いていない様子です。

蟹座のあの子 蟹座が1位になった日

 そして、朝のテレビの星座占いで、蟹座がついに1位になった日。えっちゃんはそれが自分のことであるかのように大喜び。とりちゃんに真っ先に報告するのでした。「種目関係なしに日本代表が金メダルを獲ったあのかんじ」。えっちゃんは、うれしさをそう表現します。

 そんなえっちゃんを見て、とりちゃんは「蟹座が好きになってきた」と、自分の気持ちを語ります。「星座の話になるたび、えっちゃんの楽しそうな顔を思い出すから」。

 その言葉を聞いて、えっちゃんもようやく自分の気持ちに気付くのでした。自分が本当に夢中になっていたのは、天体でも、星座のなりたちの神話でも、占いの順位でもなかったのだと。

 「私も好き」と返したえっちゃんですが、その対象とは蟹座なのでしょうか、それとも……。

 漫画家・豊林サカネ(@toyo_saka)さんによる「蟹座のあの子」。この作品がTwitterで公開されると「めちゃくちゃ素敵」「終盤ニヤってしちゃった!」と、えっちゃんととりちゃんの関係性に、ほっこりしたというリプライがみられました。

 その一方で「蟹座としてわかりみにあふれる」「蟹座なんですけど、ザコい感じが気に入っています」「『聖闘士星矢』で蟹座のキャラがすでに残念な立ち回りだった」など、蟹座であることの運命を背負った人たちからの共感の声が寄せられていました。

 なお、2人の後日談も、Twitterで公開されています。

作品提供:豊林サカネ(@toyo_saka)さん

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」