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» 2021年07月09日 20時30分 公開

『三体』三部作が完結したのでマシーナリーとも子と「三体面白かったよね会」をやりましたマシーナリーともコラムSPECIAL(1/2 ページ)

1ページ目はネタバレなし、2ページ目以降はネタバレありでお送りします。

[しげる・マシーナリーとも子,ねとらぼ]

 みなさん、話題の超大作中国SF小説『三体』(劉慈欣)って読みました? 先日三部作の完結編である『三体III 死神永生』の日本語版が刊行されたんで、もう全部読んだ人や、タイトルくらいは知ってるって人もいるんじゃないでしょうか。いや〜これがぶったまげた内容で、まさかあんなところから始まってこんなところにたどり着くとは……と驚嘆した次第。すごい話すぎて、読み終わった後しばらくボケ〜ッとしちゃったもんね、もう。

三体 劉慈欣『三体III 死神永生(上・下)』(Amazon.co.jpより)

 ということで今回は勝手に邦訳版完結を記念しつつ、同じく『三体』読者である殺人サイボーグVTuberのマシーナリーとも子「『三体』ってぶっちゃけどうでした?」というのを聞いてみました。『三体』シリーズを読んだ人にはなんでこの人選なのかなんとなく分かると思うんですが、まあなんでコイツに話を聞いたのかは追い追いということで。

 例によってSF的な考証とか設定面に関する考察とかはユルめ、オタクがただダラダラとダベっているだけの内容となっております。あと、とにかく何を言ってもネタバレになるタイプの小説なので、ネタバレなしパートとネタバレありパートに記事を分けております(※編注:このページ内はネタバレなし、次ページからネタバレありなのでご注意ください)。

 ということで説明は以上、早速いってみましょう!

座談会参加者

マシーナリーとも子:
 2045年からやってきた殺人サイボーグなので俺はSFだぞとハヤカワにエア・アピールを続けていたが何も起きなかったのを悲しんでいる。好きな劇中の言葉は「自然選択(艦名)」。

しげる:
 中国のオリジナルロボットトイをボコボコ買ったり上海ワンフェスに行ったりするなどしていたので、その流れのまんま『三体』シリーズも翻訳されてすぐ読んだオタク。好きな『三体』シリーズのキャラクターは章北海。

ねとらぼ池谷:
 まあまあのSF好きで、『三体』はたまたま日本版が出た直後話題になっていたのを見て読んでいた。シリーズでは2巻の『黒暗森林』が好きだが今回あまり話題にのぼらなくてちょっと寂しい。



そもそも概要について話すのが難しい『三体』

しげる:というわけで、『三体』の日本語版が完結したわけですが。

とも子:いやさあ、困ってんだよね。内容について話せなくて。動画で『三体』の話をするにあたってどれだけネタバレせずに面白くできるか考えてたんだけど、これが難しいんだわ。もう1冊目から難しいもん。

池谷:そもそもタイトルの『三体』からして「そういうことか〜」って仕込みがあるもんね。

しげる:今Amazon.co.jpにある1冊目のあらすじ見てるんだけど、これもほとんど具体的な内容についてなんも言ってないんだよね。文化大革命から話が始まって、ナノテク素材の研究者の汪ミャオ(ワン・ミャオ/ミャオは渺の異体字)って人が怪現象に襲われながらVRゲームをやるってことしかわかんない。

三体 劉慈欣『三体』(Amazon.co.jpより)

とも子:なんも言ってねえなそれ。まあ、もともと1冊目ってSFではあるんだけど、ミステリとかサスペンスみたいな雰囲気があるもんな。警察の人とか出てくるし。

しげる:一種のファーストコンタクトものから始まりますよってことは言ってもいいのかな。

とも子:いや〜それはもう言うしかないでしょ! 許されるはず! 許してほしい!

池谷:『三体』ってさ、細かいジャンルでいうとハードSFになるのかな。ハードSFの定義自体曖昧ではあるけども。

とも子:どっからどこまでがハードSFなのかって考えるとややこしすぎるから、もうSFですっていう以上の話はしたくねえな。あとまあ、1冊目の『三体』と第二部にあたる『三体II 黒暗深林』完全にBL。あと三部の『三体III 死神永生』は百合です。もうネタバレなしだとそういうところとか、あとすごいキャラがたくさん出てくるとこを推す……とかしかないのよねコレ。

しげる:えっ待って、あれ百合だったの……。

とも子:いや、どう考えても百合だろうが! お前、節穴か!? もう『黒暗深林』が出るか出ないかくらいのタイミングで早川の人たちが「『死神永生』は百合らしい」って騒いでたくらい百合だろうが。1〜2部がBLだったのと同じくらい百合だろうが。BLだったのは分かっただろ、さすがに。

しげる:さすがにそれはおれにも分かったよ。ものすごい男性ホルモンをみなぎらせたすごい男が、ナヨナヨした学者とかに活を入れまくる小説だったから……。

池谷:あと、訳者の大森望さんがあとがきにも書いてたけど、特に『死神永生』は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に似てるって話もあったよね。

とも子:シンエヴァ見てないんだよな。エヴァわかんないから。友達に「お前シンエヴァから見たら絶交するぞ」って言われてるから見られないのよ。

池谷:あれ見てない人いるの!?

とも子:『三体』はエヴァっぽいっていうから、逆に急いでエヴァ見なきゃダメかって焦ったくらいなんだけど。そんで『死神永生』読んでてハハ〜ンと思ったんだけど、登場人物が農作業するところが似てるんでしょアレ。

しげる:お前「アヤナミ(仮称)が田植えをやる」ってとこだけ聞いてそう思ってるだろ! う〜ん、しかし読み終わった直後にいきなりシンエヴァ見たら「似てる!」って思うかもしれないけど、それで言えば『ストーン・オーシャン』とかも似てるって言えちゃうんじゃないのって感じがすんだよな。

とも子:え! シンエヴァって『ストーン・オーシャン』なの!? 「僕の名前はエンポリオです」ってことなの!?

しげる:いやもう、いいよエヴァの話は! 『三体』についてしゃべれよ!


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