大坂なおみ「内気といって大会棄権して雑誌カバー」の批判に反論 米著名ジャーナリストとTwitterバトル(1/2 ページ)
大坂選手「もっとマシな仕事をして」
テニスの大坂なおみ選手が7月20日、Twitterを更新。立て続けにファッション誌『VOGUE』香港版、米スポーツ誌『Sports Illustrated』水着特集号のカバーを飾ったことに対する米著名ジャーナリストからの批判に反論しています。
発端はラジオパーソナリティーのクレイ・トラヴィスが投稿した「メディアで話すには内向的すぎるとテニスの試合を棄権してから、大坂なおみはリアリティー番組に出て、バービーを作って、いまや水着雑誌の表紙とは」という皮肉交じりのツイート。ニュースキャスターのメーガン・ケリーがこのツイートを引用し、「日本版『VOGUE』と『TIME』誌の表紙も忘れないで!(あとインタビューもね)」と続けました。
大坂選手はケリーのツイートを引用する形で、「これらの表紙は2020年に撮影したもの」と反論。ジャーナリストというのなら情報発信のために下調べをするべきだと指摘し「(リサーチの代わりに)この話題へ飛びつき、ネガティブな言葉を吐く。メーガン、もっとマシな仕事をして」と批判しました。なお、記事執筆時点でこのツイートは非公開となっています。
ケリーはセクハラと闘う女性キャスターを描いた映画「スキャンダル」のモデルとなった人物。一方で白人至上主義的な言動が目立ち、出演番組を降ろされた経歴があります。大坂選手にブロックされたあとも「私を攻撃しながらブロックしたかわいそうななおみ(強いのはコートの上だけみたい)」と批判を続け、同じく英人気ジャーナリストのピアーズ・モーガンも「ミス大坂はおべっか使いの雑誌編集者しか許容できないらしい」と同調しました。モーガンも同じく高い人気を持ちながら、女性蔑視や人種差別的な発言を理由にたびたび炎上を繰り返している人物です。
その一方で、『Sports Illustrated』の編集者は撮影が2020年12月に行われたというタイムスタンプ付きの証拠画像を投稿し、ポッドキャスト番組に出演した上で「ケリーがしていることは不必要ないじめ。注目されている女性を攻撃する前にファクトチェックを」「毒はよそへ吐いて」と大坂選手を擁護し、余波が広がっています。
大坂選手は東京オリンピックに日本代表として出場。同日には国際テニス連盟の公式Twitterで、公開練習中のショットが公開されています。
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