ニュース
» 2021年07月21日 18時23分 公開

カブトムシの幼虫はどうやって穴を掘るのか? 阪大が世界初の解明 固い土をでんぐり返しで削って進む

※虫が苦手なかたはご注意ください。

[沓澤真二,ねとらぼ]

 カブトムシの幼虫は、あのずんぐり太い体型でどうやって地中を掘り進むのか? 長年不明だった仕組みを、大阪大学の研究者が世界で初めて解明しました。前転を繰り返して潜っていたのか……!

カブトムシ 地中の様子を再現した装置で観測し、幼虫の動きを模式化。連続で前転し掘り進む様子が分かる(阪大の発表より)

 カブトムシの幼虫は地中で暮らしますが、外見は穴を掘るのに不向き。身体が太くて先端部も丸く、足も短いため、ミミズやモグラのような掘り方はできません。そこで大阪大学大学院生命機能研究科博士課程の大学院生、足立晴彦さんらのグループは、地中を擬似的に再現し、土の固さも自由に変えられる装置を自作して観察しました。

 その結果、幼虫は地面が柔らかいとミミズのような蠕動(ぜんどう)運動で直線的に進行。固い地面に当たると、でんぐり返しのような、連続的な回転運動により土を削りながら進むことが見出されました。

カブトムシ 土の固さによって挙動が異なる(論文「Pivot burrowing of scarab beetle larva」より Creative Commons Attribution 4.0
土が固いときは回転しながら進む

 地中での昆虫の動きが意外に知性的で、バラエティに富むことが分かり、足立さんら研究チームは「動物行動学の分野に新たな光を投じる結果」とコメント。その一方で、「それよりも、多くのカブトムシファンの子どもたちが、より生き物に興味を持ち、しかも、自分でも面白い発見ができるかもしれない、と希望を持つことの価値のほうがはるかに高い」と述べています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「竜とそばかすの姫」レビュー 危険すぎるメッセージと脚本の致命的な欠陥
  2. 笠井アナ、日比谷公園で「信じられないことが…」 サンドイッチを狙う集団に「何? えーっ! まさか、それはないでしょ!」
  3. 62歳の宮崎美子、マクドナルドCMで初々しい中学生少女を見事に演じる 「暖かい目でぜひ見てください」
  4. 瀕死のスズメのヒナを助けたのに…… 「助けたヒナたちに完全にナメられた」動画がほほえましくて面白い
  5. ハート打ち抜かれました! コロンビアのアーチェリー女子選手が「かわいい」「エルフ」と注目の的に
  6. 散歩中のラブラドール、助けを求める子猫を発見→保護 親子のような仲むつまじいふたりに涙が出る
  7. 宮迫博之、美容整形から2週間のビフォーアフター公開 手術直後の腫れ&炎症だらけな顔に「暴漢に遭ったんかって」
  8. 上野樹里、“娘”の誕生日に愛情たっぷり手作りオムライス公開 「がんばろうね ママより」と祝福メッセージ
  9. 出勤時、妻にいつになく強く抱きしめられた夫→妻が家に帰ってくると…… 何気ない日常を描いた漫画にツッコミつつもジーンとする
  10. 「本人にしか見えない」「めっちゃ似てる」 霜降り明星せいや、オリンピック開会式に“ガチのそっくりさん”を発見する