「私たち、どうして終わったんだっけ」―― 元カレと再会して本当の“別れの理由”に気付く漫画が切なくも心に刺さる(1/4 ページ)
創作者と成長の物語でもありました。
新作がうまく書けずに悩む兼業新人作家が元カレと再会し、自身の過去を振り返りながら成長していく様子を描いた漫画が、価値観を再構築する苦しみと力強さにあふれていて心に刺さります。
漫画家の飯田ヨネ(@misterYnoji)さんによる、新人小説家の成長を描いた漫画。主人公の井森あさみはIT企業で働きながら小説を書く新人作家ですが、4年前に新人賞受賞作でデビューして以来、次の作品を書き上げられていません。出版社の担当編集からは「まだ若いし、焦らずやりましょう」と言われますが、30歳を目前に結婚する同級生を横目に見ているあさみは「夢を見ていられる猶予なんて…」と気を揉みます。
仕事終わりに小説を書き進めようとしますが、疲弊して「まあいいや土日で…」と休んで寝落ちしてしまったところに、取引先の飲み会で再会した元カレ・義晴から「よかったら今度メシ行かない?」とメッセージが。何年も彼氏ナシで過ごしてきたあさみは、誘いの言葉に胸を躍らせます。
4年越しの元カレとの会話に花を咲かせて、なごやかな時間が過ぎていきますが、創作の話になると突如どんよりした空気が漂います。2人の出会いは大学の演劇サークル。小劇場や古本屋を一緒に巡り、新人賞原稿の手直しまでしてくれた元カレは、田舎から都会へ出てきたあさみからすると、創作の相棒のような存在でした。
あさみは演劇サークルで活躍す義晴が、他大学の学生から注目されるほどの実力を持っていながら、夢を追う人や創作の場で活躍する人に対しては時おり、ふと暗い表情をのぞかせることに気付いていました。あさみが小説で新人賞大賞に選ばれた報告をした際に見せた反応も、素直に祝福するというよりはどこか複雑そうなものでした。
帰り際、「今日。帰んの?」と手を重ねる義晴。あさみは義晴と腕を組んで歩きながら、これまでのもやがかかった気持ちを晴らすように「なんで私と付き合ってくれたの…?」と、改めて二人の関係を確かめようとします。
義晴はなぜあさみの元から去っていったのか。二人の過去を振り返り、彼の本心を確認したあさみがとった行動とは……? 力強い決心と悲しみを経て成長する彼女の姿を、ぜひご自身で確認してみてください。
本作は、飯田さんが3年前にpixivで掲載した「たけくらべの終わりに」をTwitterで分割掲載したもの。投稿には「なんかすごい絶妙に、心に刺さってくる!」と感嘆する声などが寄せられています。
また、飯田さんは元AKBグループのメンバーとして知られる大木亜希子さんの『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』をコミカライズした作品『つんドル! 〜人生に詰んだ元アイドルの事情〜』を発売中。先日1巻が発売され、Amazon.co.jpにてコミックの売れ筋ランキング上位に食い込むなど注目を集めています。30歳を目前に、“元アイドル”の十字架を背負いながら仕事も恋もうまくいかない女性が、56歳の謎の男性ササポンと二人暮らしをしながら、人生を取り戻していく様子をていねいに描いた作品です。こちらでもキャラの感情の機微が伝わる飯田さんならではの表現で楽しませてもらえます。
作品提供:飯田ヨネ(@misterYnoji)さん
関連記事
- ラスト1ページから見える真実 “いやな記憶しか残らない”女子高生の漫画に「鳥肌立った」「つらい」
分かってからもう1度読むと……。 - 大学のときに憧れた“特別な”先輩 大人になって再会してショックを受ける漫画が「心に刺さる」「切ない」と話題
何も残せなくても、それでいいのだ。 - 周りがボカロを聞かなくなってさみしい 孤独なヒトカラ帰りの心温まるエピソードを描いた漫画
黒歴史から素敵な思い出に。 - 【漫画】兄は医学生、妹は家出少女 5年ぶりに再会した双子が交わす言葉が「家族」について考えさせる
自分はユキとハル、どちらのに近いかな……。 - 死にかけた元カレがロボットになってやってきた 今カレとの三角関係描いた漫画が胸に響く
元カノへの思いの強さが今カレを変えた。 - 【漫画】3カ月前に別れた先輩後輩カップル ヨリを戻そうとマジメになる元カレとまんざらでもなさそうな元カノの行方が気になる
2人の関係がなかなか進まずじれったい。でも、気になる!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
-
パパに笑顔を見せる4カ月の赤ちゃん、ママの顔を見ると…… あるあるな反応に「なんで?!」「ママをすごく信頼してる証拠」とさまざまな声集まる
-
スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
-
顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
-
小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
-
釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
-
巨大ウサギのデカさを伝えるため、2Lペットボトルを横に置いてみたら…… 衝撃の比較結果に「えっ、500mlじゃないんですか」「マジで大きい」
-
元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
-
実写「シティーハンター」、最後まで見るとあるはずの仕様がない配慮「わかってる」「粋なはからい」「いい判断」
-
身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
- 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
- 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
- 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
- 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
- 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
- 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
- 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
- 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」