もし「恋心」が目で見て触れられるものだったら? 傷んだ心や割れた心……さまざまな恋を巡る4コマ漫画に共感の嵐(1/2 ページ)

形があっても難しいね。

» 2021年08月06日 20時00分 公開
[瀬山野まりねとらぼ]

 もし「恋心」に形があったら? そんな少し不思議な恋心を巡る4コマ漫画がTwitterに投稿され共感の声が集まっています。

「恋心に形があったら」 傷んできてしまった恋心

 漫画の作者はイラストレーターの黄身子(@mososetsunight)さん。今回の作品は「恋心に形があったら」シリーズの2作目。1作目も、多くの人々の共感を呼び話題になりました。

 4コマ漫画はそれぞれ独立したお話。恋心が目に見える「形」となって、複数の女性の恋愛を描写します。

「恋心に形があったら」 「チルド」

 「チルド」は、冷蔵庫に入っている傷み始めた恋心のお話。ウサギのキャラクターが「もうだめになってきてるよ」と、持ち主の女性に教えます。しかし女性はそっと冷蔵庫を閉めて「だめになるまで待ってるの」と独りごちます。大切に、傷みを遅らせるようにチルドに入れておいても傷んでしまった恋心。それでも捨てることができません。

「恋心に形があったら」 「カーテン」

 「カーテン」は愛されたい女性が主役。愛されたいと嘆く女性に、ウサギはポストに届いていたハート型の恋心を持ってきてくれます。足下に落ちていたものも拾ってきてくれました。しかし女性は全て「ちょっとちがうな」「これはいらないな」と拒否。そして「愛されたいなー」と再びつぶやきました。受け取った恋心はカーテンで隠して見えないようにして……。

「恋心に形があったら」 「サーチ」

 「サーチ」はたくさんの恋心をもらって嬉しそうな女性のお話。いくつもの恋心を抱えて幸せそうです。しかし袋いっぱいの恋心の中に、一つ割れているものを見つけてしまいました。途端に不安になって泣いてしまう女性。きれいな恋心に囲まれながらも、割れた恋心しか目に入らず嘆きます。少し探せばたくさんの愛が見つかるのに。

「恋心に形があったら」 「ミス」

 最後は「ミス」。パートナーからの恋心を見ながら「なんか軽い気がする」と言う女性。もしかして、心の中身は空っぽ、もしくは真っ黒かも……考え始めると止まりません。どんどん不安になる女性は、恋心を疑いながら見ているうちに、うっかり落としてしまいます。そして恋心は割れてしまいました。「不安がる必要なんてなかったのに」。そう思いながら見る先の恋心は、しっかりと中身が詰まっていました。

 リプライや引用リツイートではそれぞれのエピソードに「すごいわかります」「感慨深い」「あるある」と多くの共感の声が集まりました。見えないからこそ難しいことも多い恋心。しかし見えて形になったとしても容易く扱えるものではありませんね。

 黄身子さんのTwitterアカウント(@mososetsunight)やInstagramアカウント(@mososetsunight)では、女性の恋愛を丁寧に描写した漫画やイラストが多数公開されています。また、イラストのLINEスタンプグッズも販売中です。

画像提供:黄身子さん(@mososetsunight)

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 急性骨髄性白血病で闘病中だったVTuber、死去 「復帰を目指して闘病」 専門学校の講師としても活動
  2. 万博の“着物ショー”に天皇陛下だけ許される「装束」登場で物議…… 「深くお詫び」主催者謝罪
  3. 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」 投稿者に話を聞いた
  4. 大人なら解けないと恥ずかしい? 「(1/8)−(1/8)」を計算せよ!【算数クイズ】
  5. 「女の子みたいな顔だね」と言われ続けた男の子、20歳になったら→「神がかってる」姿に驚がく 「人体の不思議」「オーラが凄い」
  6. 使わなくなったカラーボックス→“ずぼらシンママ”が簡単DIYしたら…… 天才的な仕上がりに「かしこーい!!」「これ作ってみよう」
  7. クリスマスに出会ったギャルとギャル男が21年後…… 誰も予想できない現在に「素直に凄い」「人に歴史あり」と称賛の声
  8. カルディ全店で販売の生ハムから「サルモネラ属菌」検出…… 「心よりお詫び」7万個自主回収
  9. マクドナルド、次回ハッピーセットコラボに「待ってました!」 人気作の登場に混乱の懸念も「すぐ売り切れそう」「初週ヤバいぞ」
  10. お隣さんから丸見えの土地→巨大ウッドフェンスを7日かけてDIYしたら…… 雰囲気ガラリで「すごい大作ですね」「ワクワクした」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
  2. 小学生時代「こんなプラモ誰が買うんだよw」→40年後…… “大人になった”を実感するエピソードに「分かる」「特大ブーメランw」
  3. 49歳病没の大宮エリーさん、生前開催の個展で「体調も万全でなかったので不安」 3カ月前には苦しげな姿も「声が出にくい」
  4. 自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
  5. 自宅の犬小屋に住み着いた野良猫、1年後の姿に「泣いた」と大反響 それからどうなった?現在の様子を聞いた
  6. 100万円の“錦鯉”を自宅の池に入れたら…… 「おかしいでしょ」3日後、まさかの事態に「鯉は難しい…」「信用が大切ですね」
  7. パパに、保育園へ行く娘のヘアアレンジを任せたら…… ママがひっくり返った“仕上がり”が400万表示「重力どこ?」「頑張った感がいい!」
  8. 「成長したらそのうち襲ってくる」と言われたワニ、16年後……→ 280万回再生を突破した驚きの姿に「初めて見た」の声
  9. 人里離れた山にカメラを設置→1週間後…… 「なんで?」映っていた“意外すぎる住人”に「笑った」「実在していたのか!」
  10. 「神パンツきた」 ユニクロ新作“3990円パンツ”が品切れラッシュの大人気 「過去イチかも」「本当にこれは買い」