自分でおもちゃを壊したのに「ママが壊した」 泣く子どもを“怒らずに見守る”母親の漫画に驚きと称賛(1/2 ページ)

子どもが自分から非を認めるまで見守る優しさに「自分もこうなりたい」。

» 2021年08月10日 07時30分 公開
[谷町邦子ねとらぼ]

 時に理不尽に思える子どもの言い分。叱りつけるのではなく、自分で葛藤を乗り越えるまで見守った母親を描いた漫画に大きな反響がありました。作者は3歳の息子あごちゃんを育てるリコ(@fuddyxxduddy30)さん。

壊れたおもちゃ お気に入りのおもちゃを壊してしまったあごちゃん(3歳)
漫画をまとめて読む

 ある日、おもちゃの戦車を壊してしまったあごちゃん。もう直せる状態ではありませんでしたが、「直して! ママ壊した」と泣きます。「壊したのはあごちゃんでしょ。人のせいにしてはいけないよ」とリコさんは冷静に諭します。「壊したのは誰?」と問いかけると、自分が壊したことを認めたのでした。

壊れたおもちゃ 壊したのは自分だとは認めたものの、気持ちが収まりません

 「壊した 壊した」と転がり、声をあげて泣き、あごちゃんはおもちゃを捨てると言いだします。自分でお気に入りのおもちゃを壊し、元に戻らないことが受け入れられない。だから、誰かのせいにしたい。直らないなら捨ててしまいたい。

壊れたおもちゃ 静かにあごちゃんの気持ちに寄り添うリコさん

 リコさんはあごちゃんの気持ちを受け止めつつも、静かに見守ります。泣き続けるあごちゃんでしたが、1時間後には落ち着き、自分から「捨てちゃった? ごめんなさい」と言えました。

 失敗を母親のせいにして泣くあごちゃんに、怒らず向き合えたことについて「すごい」という声が多数寄せられていました。自分の子どもが同じことをしたら怒ってしまいそうというコメントが多く、「こうやって優しく向き合えるようになりたい」という人も。

 また、「自分の気持ちに折り合いつけるのは大人でも難しい」「ごめんなさいが言えたの偉い」と、泣きはしたものの最後には自分がやったことを認め、反省できたあごちゃんについての意見もありました。

 あごちゃんが謝ることができたのは、リコさんが冷静に見守ったから、という声も。「待つ」というのは子どもの成長させることにもなるけれど、現実にはなかなか難しく、多くの家庭に苦労があるようです。

 おもちゃの戦車は主砲がなくなるなど、たびたび壊れることがあり、主砲を爪楊枝にすることで元の姿に近づけるといったメンテナンスしてあげているようです。リコさんはあごちゃんを育てながら感じたことや日常のできごとを、柔らかなタッチの漫画に描き、Twitterに投稿しています。

作品提供:リコ 3y(@fuddyxxduddy30)さん

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」