着物と出会って「常識」の苦しみから解放された 生き方が変わるきっかけを描いた着物愛好家の体験談漫画に共感の声(1/2 ページ)

着物を身につけることで感じた、今とは違う「常識」を持った社会。

» 2021年08月12日 12時00分 公開
[谷町邦子ねとらぼ]

 着物との出会いで視野が広がった――着物のコーディネートの投稿や、レンタル着物店・着付け教室などで着物の魅力を発信しているりめいく屋キャンディ(@8Candy9)さんが、なぜ着物を広めようと思ったのかを振り返り、漫画に描いています。

着物理由 自分の意見を言えず、自分を認められなかったのが着物と出会って変わった
漫画をまとめて読む

 「着物を広めたい」と言うと、たびたび「どうして」と聞かれるというキャンディさん。着物を広めたいと思った本質的な理由について思いをめぐらすうちに、着物との出会いを思い出しました。

 キャンディさんは、かつて自分の意見が言えない内気な子どもでした。また、はやりものが好きになれず、周りが当たり前と思っていることを苦しく感じていました。

着物と出会って実感する、違う「常識」

 そんなとき、着付けを習い始めたキャンディさん。洋服と全く異なる着方や着心地に触れ、和服が当たり前だった時代には今とは違う常識の社会があったのだと実感します。常識も世の中も変わる、「今あるこの世界が全てじゃない」――と目の前がひらけたような気持ちになりました。

常識は変わると知って、目の前が拓けた

 着物で街を歩くのはまだ少数派ですが、ほめてくれる人もいます。そんな時は、人と違っていい、自分の思う通り生きても大丈夫だと感じられたといいます。

 キャンディさんにとって、着物は視野を広げ、自分を肯定するきっかけだったのです。着物を通して「こんな選択肢もあるよ」「自分を否定しなくても大丈夫だよ」と伝えていきたいと考えるキャンディさんでした。

 漫画には着物を愛する人から多くの共感が寄せられていました。キャンディさんのほかにも、着物を着ることで自分らしく生きてもいいと思えたり、自信を持てるようになったりと、前向きな気持ちになれる人がたくさんいるようです。「着物を通して、生き方を学んだんだなぁ」というキャンディさんの言葉に、「素敵な考え」というコメントも寄せられました。

 キャンディさんはTwitterのほか、Instagramでも、写真でおしゃれな着物の着こなしなどを発信しています。

作品提供:りめいく屋キャンディ(TwitterInstagram)さん

(谷町邦子 FacebookTwitter

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」