駄菓子「ビンラムネ」が復活! アニメ「だがしかし」でも話題になった粉末ラムネをストローで吸うお菓子(1/2 ページ)
待望の復活です。
製造休止中だった駄菓子の「ビンラムネ」が、製造販売を再開することが分かりました。
「ビンラムネ」は、ビンの形をしたモナカの中に粉末のラムネが入っている――というお菓子で、モナカの底にストローを刺して、少しずつラムネを吸い出していくという楽しみ方が特徴。ラムネを味わった後には瓶状のモナカも食べることができます。
1950年代に千葉県のメーカーが考案された同お菓子ですが、メーカーの廃業にともない、東京都台東区の岡田商店が製造の委託・販売を行ってきました。
2016年にはアニメ「だがしかし」にも取り上げられるなどコアな人気を誇っていたものの、2018年に岡田商店が「諸般の事情によりビンラムネの製造を一時休止しております」と発表。以降、復活を望む声が上がっていました。
今回の製造販売再開については、新たに製造を引き継ぐメーカーはもちろんのこと、以前同製品の製造を行っていたメーカーなど多くの人の協力により、技術指導及び原料や資材の手配・保管などができたことから実現したと岡田商店。
「お客様には再開を期待するお声を頂き、この商品は残さなければならないと気持ちを切らさず頑張る事が出来ました。本当にありがたく、感謝の気持ちしかございません。ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べつつ、「今回、製造の工程や原料の調達などに関わり、メーカー様がいかに大変なご苦労をされて製造にあたっているか身にしみて感じました」とコメントしました。
また、多くの駄菓子メーカーがコストの高騰を製品価格に転嫁できず、廃業や商品の製造終了を決断していると業界の実情を明かしつつ、「利益さえ出ていれば後継者に託す事が出来ますし、設備の更新も出来ます。これは個々の事業者の努力だけでは難しく、業界全体で取り組んでいかなければならない問題です」と自社の考えを示しました。
多くの人の思いがこもった「ビンラムネ」。見かけたら手に取ってみたいものです。
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