得手不得手はあるものの、ニュース記事や会話文などさまざまなスタイルに対応します。
入力された文章を3行に要約するAI、「ELYZA DIGEST」が、デモンストレーション公開されました。なんだか“対今北産業AI”みたいだ。

東京大学松尾豊研究室発のAIベンチャー、「ELYZA(イライザ)」が開発。サイトのフォームに入力されたテキストをもとに、数十秒程度で3行の要約文を生成してくれます。

開発にあたっては高精度な生成型要約モデルを目標に、大規模言語モデルを使用。AIによる要約でよく扱われるニュース記事だけでなく、口語や誤字脱字の多さゆえ難易度が高い、対話テキストの要約にも挑んでいます。

同社が900文字程度のニュース記事を用い、要約の精度をELYZA DIGESTと人間とで比較検証したところ、正確性は互角で、作業速度はAIが圧倒。その一方で、「流暢性」(文法やスペルミスがないか、主語の省略への補完ができているか、過剰な繰り返し表現がないか)の評価項目においては、いずれも人間に軍配が上がっています。


今回公開されたのは、デモ用の小さなモデル。同社はさらなる高精度化に取り組んでいくとのことです。
――と、前段までの文章をELYZA DIGESTで要約したところ、「入力された文章を3行に要約するAI『ELYZA DIGEST』が公開された。サイトフォームに入力されたテキストをもとに、数十秒程度で3行の要約文を生成。開発にあたっては高精度な生成型要約モデルを目標に、大規模言語モデルを使用」となりました。若干たどたどしい部分はありますが、確かに要所を押さえてくれています。

ただし、物語の要約はあまり得意でない様子。Twitterでは「『走れメロス』を要約させたらセリヌンティウスが2度死んだ」「赤ずきんちゃんがおばあさんに食べられた」「『ごんぎつね』に『ごん』が出てこなかった」など、新たな物語が生まれたケースが話題となっています。