53歳のおじさんが初めてゲームのオフ会に ゲーム仲間との交流描く漫画が温かくてほっこり(1/2 ページ)
年齢や立場を超えた“仲間”がステキ。
53歳でオンラインゲームを始めた男性が、初めてオフ会に――年齢や立場を超えた、温かい交流を描くSNS発の人気漫画『53歳で初めてオフ会に参加しました』(作:直正也)の単行本が発売されました。
主人公の池田誠(ゲーム内では「MAKOTO」)は、最近オンラインゲームにはまった53歳。不慣れながらもゲーム仲間に助けられて楽しんでいます。そんな彼が初めてオフ会に参加することに。特に仲良くしている、「クールで優しくて強くて大人っぽい蒼さん」はどんな人だろうかと待っていると……。
現れたのは小学生の男の子。「こんなガキでガッカリしました?」と蒼は心配げですが、MAKOTOは「びっくりしましたけど」「会えてとてもうれしいです!」。それが建前などではなく本音なのは、キラキラとした目の輝きから一目瞭然です。蒼もそんなMAKOTOの態度がうれしそう。逆に「こんなおじさんですみません」という誠に「イメージ通り!」。
さらに、ゲームの中では女の子だけど実際はかわいいもの好きの男性「夢メロ子」、ちょっと恐そうな見た目だけどゲーム内では明るいムードメーカーの「ポテチ大好き」、ゲームでは男の子だけど実は男性が苦手な女の子「ToTo」……と仲間が続々とオフ会に集まってきます。
作中で描かれるMAKOTOたちゲーム仲間の交流は、とても温かく、読んでいて優しい気持ちになります。自分の方が年上だと分かっても偉ぶることなく、「ゲームの中と同じように話したい」と蒼に敬語で話しかけ、ゲームを教えてくれることへの感謝を伝えるMAKOTO。他の仲間も蒼を子ども扱いせずに仲間として対等に接し、蒼もそんな仲間に普段と同じように振る舞うのがステキです。オンラインで育まれた、年齢や立場を超えた友人関係はとても居心地がよさそうで、仲間に入りたくなります。
同作は作者の直正也さんのTwitterとpixivで連載。単行本はTwitter・pixiv版の加筆修正に加え、描き下ろしイラストや4コマ漫画、描き下ろし漫画2作が収録されています。
(C)zikimasaya 2021
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