過去の自分に「バカにして本当にごめん」 昔描いた漫画を読み返して“初期衝動”を思い出した話に共感の声(1/2 ページ)
「初期衝動のすばらしさが伝わる」と反響。
創作活動をずっと続けていると、初期の作品を黒歴史のように感じて、記憶の底に封じ込めてしまいがち。漫画家・イラストレーターの歩(@ayumi_draw)さんは、自分が初めて描いた作品を偶然見つけ、あることに気づいたと言います。
夜10時に次の漫画のネタを考える歩さん。ふと本棚に手が伸び、初めて描いた漫画「サルヴァドール」の原稿を見つけ出します。絵がつたなかったと記憶していた歩さんでしたが、実際に見てみると思っていたよりも繊細なタッチで描かれていて、執筆当時の情熱がよみがえってくるようでした。
1年余りろくに友達にも会わずひきこもり、使う紙や画材にこだわって制作。完成後は自腹で翻訳者さんに依頼し英訳、漫画をYouTubeで動画化するなどの熱の入れよう。その頃を思い出し、歩さんは思わず笑ってしまいます。
しかし、こうも思います。この作品に対する情熱はまるで歌手のファーストアルバム……技術や歌詞はつたないものの、その時だけに宿る特別な何か“初期衝動”があったと。
初めて漫画を描いたころは今より知識も少なく、制作は情熱だけが頼り。しかし、この作品で絶対に次の扉を開けてやるんだという強い想いがありました。
そんな意気込みで描いた「サルヴァドール」ですが、思うようには評価されませんでした。一方で、次に描いた商業デビュー作「ECHOES」は好評。そんなこともあり、歩さんは初めて描いた作品を「あんな作品よく人に見せてたな〜」と自分から切り離し、記憶の奥底にしまい込んでいました。
漫画を読み返し当時を思い出した歩さんは「必死に頑張ってくれたから、絶対あきらめなかったから、ちゃんと失敗してくれたから今の自分がある」と当時の自分を認めます。そして、過去の自分をバカにしていたことを反省し、「あのクレイジーさと身の程知らずっぷりは 受け継いでいきたい」と前向きにとらえ直すのでした。
漫画には多くのクリエイターが、「過去の作品にはそれなりの情熱が籠ってる」「初期衝動のすばらしさが伝わる!」など共感の声を寄せていました。
また、「過去の自分をバカにしたら、今の自分も否定したことになりそう」「創作だけじゃなくて、人生そうだなぁと思って。(中略)過去の自分もその時のベストで頑張って生きてた。その経験のおかげで、今がある」という声も。過去からの積み重ねの上に今の自分があるということなのでしょう。創作に限らず、今までの自分の頑張りと現在の自分に思いをはせる様子がさまざまなコメントから伝わってくるようでした。
「サルヴァドール」は電子書籍化され8月25日に発売されました。また歩さんは現在、女子バスケットボール部を舞台とした「BREAK THE BORDER(ブレイク・ザ・ボーダー)」を連載中です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
-
“ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
-
高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
-
「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
-
「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
-
「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
-
“歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
-
黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた