奇声をあげて激昂　「窓を閉めて」と言われた運転手、高速道路で乗客を置き去りにする暴挙　オンライン配車サービス利用者が味わった恐怖体験

　オンライン配車サービスを利用して移動中に「窓を閉めてほしい」と頼んだ乗客が、激昂した運転手によって高速道路のど真ん中で置き去りにされるという、なんとも恐ろしい体験を記録した動画が海外で話題になっていました。

　問題が起きたのは、米テネシー州ナッシュビル。被害にあったのは、国際空港から移動するため、タクシーの代わりとして民間ドライバーに目的地へ運んでもらうオンライン配車サービスの1つ「Lyft」を利用した男性です。

　男性が乗り込んだクルマは高速道路を走って目的地に向かっていましたが、耳に異常を感じた男性が「窓を閉めてほしい」と運転手の女性に依頼したことがトラブルのきっかけになりました。

　運転手の女性は「新型コロナ感染症の対策として、窓を開けたままで走ることがルールになっている」と答え、窓を閉めることを拒否。そこで男性は「ではせめてスピードを落としてほしい」と頼んだところ、態度が豹変。異変を察知した男性は録画し始めたそうです。

　男性が米メディア「News Channel 5」に提供した映像は、人気SNS「TikTok」にアップロードされており、運転手の女性が大声で「私からコントロールを奪うのか」と叫び、奇声をあげながら激怒。撮影されていることに気づいてスマホを奪おうとするなど、非常に攻撃的な姿が記録されています。

　運転手の女性はクルマを高速道路の端に寄せて停車した後、トランクに積んでいた荷物を路肩に投げ捨てる暴挙に出て、そのまま乗客の男性を放置して走り去りました。

　男性にケガなどはなく無事だったようですが、取材に対して「彼女は武器を持っていると確信した」「これは誰にでも起こりうること」と恐ろしい体験を振り返っています。問題を起こした女性が登録していたLyftは、該当するアカウントをすでに停止したと発表しており、現在は調査を行っているそうです。