「ガチャは古代の軍事兵器」「ガチャは生き物」 奇譚クラブが狂気“全部うその歴史ガチャドキュメンタリー”公開(1/2 ページ)

ガチャのカプセルは鉄球を入れて投げると人体に鉄球と同じダメージを与えられる殺人兵器なので即刻規制すべき。

» 2021年09月27日 16時00分 公開
[コンタケねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 カプセルトイの奇譚クラブが9月25日、創立15周年を迎えました。記念として現在さまざまなコンテンツやイベントを配信しているのですが、その1つとして公開された記念映像「カプセルトイの歴史」が「存在しない国が作った全部うそのガチャガチャのドキュメンタリー」という始まりから終わりまで1秒としてまともなシーンのないクレイジービデオとなっています。どういう15周年の祝い方なんだ。

奇譚クラブ 15周年 カプセルトイの歴史 遠い未来人類はガチャ人間になってしまう……わけないだろ

 動画は謎の国の謎の会社「チャンネル8」が制作したことになっており、古代編、近代編、未来編の3部構成。謎の歴史学者「G・G・ローリング」が「ポン・チョモス(こんにちは)」と謎の言語であいさつをするところから始まり、全てうそで構成された本格的なガチャの歴史ドキュメンタリーが繰り広げられます。

古代編
奇譚クラブ 15周年 カプセルトイの歴史 ポン・チョモス! (以下、画像はYouTubeから)
奇譚クラブ 15周年 カプセルトイの歴史 遺跡から発掘された杯淵子。どう見てもこれは……

 古代編によると、この国で見つかった「ポーン・チャ・ガーラ遺跡」により伝説だと思われていた「ガチャ文明」が実在していたことが分かったとのこと。神官によって玉に入れられたいけにえが、巨大ガチャからランダムで排出され運勢を占っていたのがガチャの始まりだそうです。その後いけにえの代わりに「金景子」や「願景子」「杯淵子」といった人形が使われるようになったということですが、順にキン消し、ガン消し、コップのフチ子ですねこれは……。

奇譚クラブ 15周年 カプセルトイの歴史 兵士を打ち出していたガチャ兵器。どう見ても兵が死ぬ

 また、古代の軍事ガチャ兵器で最も有名のが古代ギリシャ「トロイアの木馬」であり、木馬から兵士がガチャ方式で排出されていたとのこと。その後ガチャは戦争の道具へと転用されていき、巨大なガチャから排出される兵士を入れた球体をカタパルト方式で敵の城内へ飛ばしていたとしています。見ているとだんだん頭がおかしくなってきそうです。

近代編
奇譚クラブ 15周年 カプセルトイの歴史 昭和の有名人ということになっているガチャファイター廻。非実在である。

 近代編はガチャが娯楽として発展した“奇妙な国”日本が舞台で、高橋名人とミニ四ファイターを合わせたようなガチャ名人「ガチャファイター廻」が昭和になり大ブームなっていたとのこと。アニメ化やコミックス化もされましたが、加熱するガチャアクションブームに追い付こうとファイターが発明した100円で3個のカプセルを排出させる必殺技「3個出し」が普通に違法行為で子どもからの支持を失ってしまったそうです。さらにファイター自身の女性問題により、ガチャブーム自体が急激に終息。駄目じゃんファイター。頼むよファイター。

未来編
奇譚クラブ 15周年 カプセルトイの歴史 ガチャは危険な殺人兵器! カプセルに鉄球を入れて人体にぶつけると鉄球と同じダメージを人体に与えてしまうのだ!

 未来編では、「反ガチャ団体」がガチャの危険性を啓もう。カプセルの中に鉄球を入れて人にぶつけると、鉄球と全く同じダメージを与えてしまう殺人兵器であるとある意味反論の難しい持論を展開します。さらに、このままでは10万年後にガチャをひねる手首と中身を確認する器官だけが発展したガチャ人間になってしまうといった危険性を涙ながらに訴えるのでした。ならねえよ。

奇譚クラブ 15周年 カプセルトイの歴史 ガチャは知能を持った生き物! 劣悪な飼育をやめて自然環境で自由に育てるべき!

 さらに、ガチャ愛護団体が「カプセル排出は産卵なのでガチャは知性を持つ生き物、すぐにでも自然に返すべき」と訴えたり、謎の研究所が2030年には人間の知能を超えるといった謎の研究結果を発表。このままガチャが力をもつと人間がガチャに支配され、名前や仕事、住む家、出産、寿命すらガチャになってしまい、そんな未来が1日も早く来ることを願っているとしてます。願うんかい。

 この映像の製作者は、映像作家の藤井亮さん(@ryofujii2000)。奇譚クラブから創立15周年の映像制作を依頼され「存在しない国が作った全部うそのガチャガチャのドキュメンタリー」を提案したところOkが出てしまい作成したということです。映像そのものから制作過程まで徹頭徹尾全てがおかしい記念映像、ぜひ1度御覧ください。ポン・チョモス!

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2408/06/news040.jpg 用水路で釣りしていたら……“今までの釣りで一番焦った” 寿命が縮む遭遇に「わああああああ」「ご無事で何より」
  2. /nl/articles/2408/07/news063.jpg 「すごいLINEスタンプ買ってしまった」 “まさかの内容”に思わず二度見 荒ぶるハムスターに「これは強すぎるww」
  3. /nl/articles/2408/08/news019.jpg 「何これ」「めっちゃ長い」 大宮駅で目撃された“謎の新幹線”が980万表示 「出た…」「うらやましい」
  4. /nl/articles/2408/08/news013.jpg パパ帰宅→“天使すぎる”1歳双子が出迎えたら…… 疲れが吹っ飛ぶあいらしさに「アァ〜羨ましい〜!」「骨抜きにされちゃう」と人類メロメロ
  5. /nl/articles/2408/07/news190.jpg 「顔写真で自閉症を判別」 AI講座受講者がアプリ公開し物議…… 講座運営企業が謝罪 「倫理的に懸念」
  6. /nl/articles/2408/07/news076.jpg 【今日の計算】「6÷2+2×4」を計算せよ
  7. /nl/articles/2408/03/news002.jpg 「外に放すくらいなら燃えるゴミに出して」クワガタ飼育、多くの人が意外と知らない鉄則が200万再生「何言ってんだこいつ…って思ったけど」
  8. /nl/articles/2408/08/news039.jpg 息子が好きすぎる猫ちゃん、自分の許可なく息子が1階に行くと…… 「ママ! 部屋に戻るように言って!」必死の訴えが160万いいね【海外】
  9. /nl/articles/2408/07/news014.jpg ドロドロした黄色の液体が頭上からボトリ→見上げてみたら…… 200万再生されたゾッとする正体に「フンとかよりキツい」「怖っ…」
  10. /nl/articles/2408/08/news014.jpg 猫は“だまし絵の落とし穴”を回避すると聞き試したら…… 興味深い結果に600万超えの反響「おぉぉ!!って見てたら最後w」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  2. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」
  3. 孫のために夕食を作る92歳おばあちゃんに密着、できあがったおかずに驚きと感動 「涙が出てきそう」「尊敬しかありません」
  4. 「どういうことだお前!!」 コメダでミニかき氷を頼んだら…… “想定外のビジュアル”に「逆詐欺にも程がある」「またパワーアップしてる気がする」
  5. 「天才では?」「早く知りたかった」 悪魔的発想の“ゆで卵の食べ方”がうまそうすぎると話題 「一生コレで食べてる」
  6. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  7. 「書店に置くのは不適切」批判受けたKADOKAWAの店頭ディスプレイ撤去 顔を赤らめて失禁する様子表す
  8. 【今日の計算】「7×7÷7−7」を計算せよ
  9. 小学生の娘に「友達を呼びたい」と言われるも片付けられず、プロに頼んで1日後…… 見違える仕上がりに「す、すごい...」「完全に人助け」
  10. イモトアヤコ、K2滑落→救助打ち切り「イッテQ!」登山部メンバーへ「全部ひっくるめて私は健郎さんが大好き」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  2. 日本地図で「これまで“気温37度以上”を観測した都道府県」を赤く塗ったら…… 唯一の“意外な空白県”に「マジかよ」「転勤したい」
  3. 「鬼すぎない?」 大正製薬の広告が“性差別”と物議…… 男女の“非対称性”に「昭和かな?」「時代にあってない」
  4. 17歳がバイト代を注ぎ込み、購入したカメラで鳥を撮影したら…… 美しい1枚に写り込んだまさかの光景に「ヤバい」
  5. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
  6. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  7. ヤマト運輸のLINEに「ありがとニャン」と返信したら…… “意外な機能”に「知らなかった」と驚き
  8. イヌワシが捕えて飛ぶのはまさかの…… 自然の厳しさと営みに感動する姿が660万件表示「こんな鮮明に見えるのは初めて」
  9. “性被害”描くも監督発言が物議の映画、公式サイトから“削除された一文”に「なぜ」「あまりにも……」
  10. 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない