ネット騒然の4コマ漫画「妻の飯がマズくて離婚したい」ついに完結 料理嫌いな妻と「食事を楽しみたい」という夫、2人が辿り着いた結末は――(1/2 ページ)

これホント根深い問題ですね……。

» 2021年09月28日 19時55分 公開
[しげるねとらぼ]

 子育て中のママ向けコミュニティサイト「ママスタ」で連載されていた4コマ漫画「妻の飯がマズくて離婚したい」が、9月28日掲載の第30話でついに完結しました。「食事」という家庭内の一大問題にまつわるトラブルを描いた内容に、ネット上では連載中から大きな反響が寄せられていました。

妻の飯がマズくて離婚したい
漫画をまとめて読む

 「妻の飯がマズくて離婚したい」は、原案・ママスタコミュニティ、脚本・渡辺多絵、作画・もちというスタッフで、9月7日から連載が始まった作品。主人公ミナミは3人の子どもを育てている兼業主婦で、夫のアツシはフルタイムで働くサラリーマンという家族構成です。パートをやりながら3人の子どもを育てる……聞くだけでも大変そう……。

妻の飯がマズくて離婚したい 子育てしながら働くミナミ。目下の関心事は節約! 頭が下がります……
妻の飯がマズくて離婚したい ぶっちゃけ料理は苦手だけど、まあいいか……

 そんなミナミですが、目下の悩みは今後の子どもたちの教育費やそのための節約。もうひとつ「料理が苦手」という悩みもなくはないのですが、食べ物なんてお腹に入れば同じだし、今後のことを考えると節約が一番大事。とりあえず現状食べられるものはできているからそれでよし、という考えで生活しています。

妻の飯がマズくて離婚したい 食べてきたから大丈夫って、何食べてきたんですか……?
妻の飯がマズくて離婚したい ご馳走じゃん! いいな〜!

 そんなある日、仕事から帰ってきた夫アツシの態度がなにやらおかしいことに気づいたミナミ。問い詰めてみると、アツシが出してきたのはコース料理の領収書! しかもお値段は1人前1万2000円! 節約が大事、食事にお金をかけるなんて一番もったいない……そう考えて生活してきたミナミは、高いご馳走を一人だけ食べてきたアツシに怒りをぶつけます。

妻の飯がマズくて離婚したい しかしアツシも限界!!
妻の飯がマズくて離婚したい わかるよアツシ……美味しいもの食べるの楽しいもんな……
妻の飯がマズくて離婚したい うわーっ!! これは荒れるぞ!!
妻の飯がマズくて離婚したい えらいこっちゃ

 しかしアツシから出た反論は、「自分は本当はもっと食事を楽しみたい。食事にリソースを割くのを極端に嫌がる、ミナミの考えにはもうついていけない」というものでした。自分は3人の子どもの面倒を見ながら苦手な料理までやっているのに、なんて勝手なことを! キレたミナミはアツシに当たり散らし、あわや2人は離婚の危機……! いやいや、まだその結論にたどり着くのは早いって! 一回冷静に話し合った方がいいって!

妻の飯がマズくて離婚したい ずっと我慢してたのね……
妻の飯がマズくて離婚したい そして、ミナミが食事に興味を持たないのにも理由が……

 かつて2ちゃんねるの「嫁のメシがマズい」スレッド(ニコニコ大百科)が大いに盛り上がったように、料理にまつわるすれ違いは夫婦間の永遠のテーマの一つでもあります。

 漫画はこの後、食事に興味のないミナミに対するアツシの気苦労、そして手に入る食材に一手間かける食事を楽しんでいたアツシの実家の話へ移行。さらに、ミナミと同じく料理が適当で、「お腹に入ったら同じなんだから、食事に時間やお金をかけるだけ無駄」という価値観の原因となった、ミナミの母親の話へと移っていきます。

 確かに、食事に関する価値観は各家庭の習慣から来る差が大きいし、その分結婚後に夫婦間の違いに驚いたり、揉める原因になったりしがち。そういった家庭的なバックボーンまで踏み込むことで、単純にミナミかアツシを悪者にしてしまう展開に持ち込まなかった「妻の飯がマズくて離婚したい」のバランス感覚は鋭いものです。センセーショナルなタイトルですが、丁寧に作られた作品であることをうかがわせます。

ミナミの友達のアドバイスで若干光明が!

 というわけで、ミナミはアツシの食事に関する興味とこだわりを理解し、溝を埋めることができるのか。そして些細ながら重大なズレから始まった2人の離婚の危機は、果たして回避できるのか。気になるラストは、ぜひ本編最終話をご覧ください!

画像提供:ママスタセレクト


       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/11/news012.jpg 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  2. /nl/articles/2502/15/news032.jpg 163センチ、63キロの女性が「武器はメイクしかない」と本気でメイクしたら…… 驚きの仕上がりに「やっば、、」「綺麗って声でた」
  3. /nl/articles/2502/16/news086.jpg 年の差21歳で「夫は娘の同級生」 “両親大激怒”で結婚は猛反発されるも……“まさかの行動”で説得
  4. /nl/articles/2502/16/news005.jpg 1歳双子の姉が退院日、妹と再会する“瞬間”が「涙出ちゃった」と大反響 あれから約9カ月後……現在を聞いた
  5. /nl/articles/2502/15/news002.jpg 山で発見したサワガニ、「どうやって生きてきた!?」と目を疑う状態で…… 連れ帰った後の“驚きの行動”に「泣いた」「これは目が離せない」
  6. /nl/articles/2502/16/news039.jpg スーパーで買ったロブスターを、アワビと一緒に育てたら…… 「スゴすぎ」“予想外の展開”が150万再生「感動しました」
  7. /nl/articles/2502/14/news121.jpg 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
  8. /nl/articles/2502/16/news009.jpg 「これすごい」 飛行機のエコノミークラスに搭乗→“まさかの機内食”に思わず二度見 投稿者に話を聞いた
  9. /nl/articles/2502/16/news050.jpg 穴が開いたユニクロのカシミヤニットを“いったん解いて”リメイクしたら…… 息をのむほどの仕上がりへ「びっくりした!」「人間ってすげーな」
  10. /nl/articles/2502/14/news033.jpg コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  2. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  3. 14歳のとき、親友の兄と付き合うことになった女性→13年後…… “まさかの結末”に「韓国ドラマみたい」【海外】
  4. リンゴを1年間、水の中で放置→顕微鏡で見てみたら…… 衝撃の実験結果に「これはすごい」「息をのみました」【海外】
  5. 海釣り中、黒猫に「ちょっと来い」と呼び出された釣り人 → 付いて行くと…… 運命のような保護から2年、飼い主に話を聞いた
  6. “駐車場2台分”の土地に、建築家の夫が家を建てたら…… “とんでもない空間”に驚き「すごい。流行る」
  7. 「なんだこの暗号は……」 マクドナルドの“大人だけが読めるメッセージ”が410万表示「懐かしい〜」「読める人同世代w」
  8. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」 投稿者に話を聞いた
  9. ズボラ母が5人分サンドイッチを爆速で作ったら…… 目からウロコの時短テクと美しい仕上がりに「信じられない」
  10. 【今日の計算】「7−2×0+9」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議