どうしても幼なじみが欲しい転校生と隣の家の男子 中学生から幼なじみに“なる”ラブコメ漫画がほほえましい(1/2 ページ)
クスッと笑えて尊死するお話。
幼なじみがいないなら、作ればいい――会ったばかりの転校生に頼まれて“幼なじみになる”漫画『今日から始める幼なじみ』が、クスリとできて尊さがいっぱいです。単行本が10月8日に発売されました。
航平の通う中学校にやってきた転校生の楓。家が隣で教室の席も隣という縁で、航平は彼女と仲良くしようと何かと声をかけます。しかし彼女は「はい……」「まあ……」と素っ気ない返事。しつこくして嫌われたかと思った航平ですが、楓に放課後呼び出されます。まさか告白……?
「私と幼なじみになってください!!」
楓から告げられたのは予想外の頼み事。引っ越しが多くて幼なじみがいない彼女には、漫画やアニメに出てくる「いつも一緒にいて仲が良くて時には世話を焼いて困ったときは助け合う幼なじみ」が憧れだったのです。席も家も隣の航平は幼なじみにうってつけ。彼女の懇願に押されて、航平は幼なじみになることに。
「下の名前で呼び合う」「寝坊した幼なじみを起こしに行く」「勉強を教えてあげる」など、漫画やアニメの“幼なじみの鉄板”を実践していく2人。しかし後付けの幼なじみだけに、ぎこちなさや照れが入って、どちらかというと付き合いたてのカップルのような……。
2人で出かけても、デートみたいだとドキドキする航平と、「幼なじみがよくやる近所の探索」とワクワクする楓。本人は幼なじみのつもりでも、端から見ると完全に付き合っている、そんなギャップにクスリ。幼なじみから恋に発展するのもまた漫画やアニメの鉄板ですが、2人もそうなるのか、先が気になります。
作者は『放課後ミンコフスキー』『咲いたコスモス コスモス咲いた』などを手がけた帯屋ミドリさん。『今日から始める幼なじみ』は「くらげバンチ」で連載中です。
(C)帯屋ミドリ/新潮社
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