虐待・事故で大部分の皮膚を失った猫たちを保護 人への信頼を失わず、懸命に治療に励む姿に涙
2匹とも幸せになってほしい。
神奈川県の横浜市港北区で活動するボランティアグループ「こうほく・人と生きもの・支えあう会」に保護され、事故と虐待で大ケガをしつつも、懸命に治療に励む2匹の猫ちゃんに応援の声が集まっています。
1匹目の猫ちゃん、マイケルくんは2021年4月に保護されました。ある日、自宅付近の猫たちをTNRしていた人が設置していた捕獲機に、背中にティッシュペーパーが貼りついている明らかに異常な状態の猫ちゃんが入りました。
※TNRとは:野良猫や地域猫を捕獲(Trap)・不妊手術する(Neuter)・元の場所に戻す(Return)活動の略。
保護主さんが慌てて動物病院に連れて行き、麻酔をかけてティッシュペーパーをはがしたところ、わき腹から背中にかけての皮膚が無くなっていたそうです。そして診察の結果、薬品のようなものをかけられた可能性が高いことが判明しました。
マイケルくんは虐待された可能性が高いものの人を怖がらず、とっても甘えん坊でかまってちゃんな性格とのこと。人間への信頼を失わずにいてくれる姿に「ありがとう」と伝えたくなります。
2匹目の猫ちゃん、ブランくんは2020年2月にマンションの植え込みで動けなくなっていたところを保護されました。保護後すぐに動物病院で診察を受けましたが、両方の後ろ足に見た目以上の重症を負っていることが明らかに。
1本は開放骨折で薄い皮膚1枚で足先がつながっている状態、もう1本は皮膚や筋肉がえぐれ骨がむき出しになっている状態で、命を救うためには両足を切断せざるを得なかったそうです。大ケガの原因を特定することは難しいものの、暖を求めて車のエンジンルームに入り込んだところにエンジンがかかり、エンジンベルトなどに巻き込まれてしまった可能性が高いとのことです。ブランくんは、ツンデレで人間への対応もクールな性格なんだそうです。
原因は異なるものの2匹が皮膚を失った範囲は広く、外科的に縫い合わせることも移植することも難しいため、「湿潤療法」という専用の医療品を使った治療を行っています。しかしこの医療品が高価かつ治療に時間がかかることから、2匹のケガが完治するまでにはたくさんの時間と費用を必要としているのが現状です。
傷つけられても、人を信じ治療を頑張るマイケルくん。両方の後ろ足を失い、一時は安楽死をさせるかどうかの瀬戸際まで行きつつも600日以上も頑張り続けるブランくん。
2匹がいつか治療を終え、優しい家族の元で平凡であたたかい、幸せな暮らしを送れることを願わずにはいられません。こうほく・人と生きもの・支えあう会では現在、クラウドファンディング「事故・虐待で大部分の皮膚を失いながらも、懸命に生きる2匹の猫にご支援を!!」やブログで2匹の治療費への支援を募集しています(クラウドファンディングのページには一部モザイク画像が掲載されています)。
画像提供:こうほく・人と生きもの・支えあう会(@sasaeaukai22)さん
(三日月 影狼)
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