“推し活”は人間を幸せにする―― ある日、世界さんとFANTASTICSに出会って人生がすごい速さで変わった話(2/3 ページ)
いよいよこの目で推しを確認
そんなある日、仲良くしてもらっているFANTASTICSのファンの方から、「ファンタに会いに行かない?」とお誘いを受けた。
FANTASTICSというグループは、とてもキラキラしたグループでありながら、ダンスがガッチガチにかっこよくて、歌も上手。そして、それぞれのキャラクターもステキで、ドラマやモデル、アニメ、畑づくりなど、個別の活躍もめざましい。
ファン層は中学生〜20代も多いと聞いていたため、だいぶ大人になってしまった私は、遠くから眺めているだけだと思っていた。もちろん、それでよかった。
それなのに、FANTASTICSに会いに行くチャンス、こんなに早く来る?
だいぶ悩みに悩んで、もう最初で最後かもしれないし、行ってみようと決心した。いとも簡単に人見知りを発動する私。普段であればお誘いを断ってしまったかもしれない。でも、同じ人やグループを推しているだけで、ハードルが下がる。ぐっと心の距離が近くなるのだ。
そして、ついに私は生のFANTASTICSと世界さんを目の当たりにしてしまう。
実際に踊っている世界さんやメンバーを見ると、これが現実かもよく分からないと思う一方、身体の奥が熱くなった。何度も繰り返し見たはずのダンスが、ちょっとした手や足の動きの違いで、まったく違って見える。文字通り、息をするのを忘れて、固まってしまった。MVとは違って、ちょっとユルい感じもまたよかった。ううう……これが、これが……FANTASTICS! 最高か!!
途中で世界さんが笑顔で手を振ってくれたので(絶対違う)、恥ずかしいながらも胸の前で小刻みに手を振ってみたりして、なんだか急に乙女心も噴出した。みんなの笑顔やトークを見て、その存在をしっかり認識してしまうと、自分の中の何かが爆発しそうだった。今、その手で仰いだ空気を吸いたいです……。自分が認知していなかった性癖も発動した。
既に胸くらいまで沼に漬かっていた私は、ズブズブと全身沼に入ってしまうことになる。生で見たら耐えることはできない。今、思い出しただけでも、興奮する。あの日の体験は。そして、毎日がFANTASTICSに染まった。
このとき、世界さんと出会って約3カ月。FANTASTICSに出会って約2カ月。
今まで誰かにハマったことがなかった私が、たった2秒に驚き、真っ逆さまに落ちている。今も落ち続けている。毎日が楽しい!
ファンのみなさんの優しさと共感力
忘れてはいけないのがファンの方々だ。
FANTASTICSはもちろん、ファンのみなさんがとにかくステキであること抜きでは、FANTASTICSのことは語れない。
FANTASTICSのファン(ファンタファミリー)は、団結力もあって、自分の最推し以外のことも全力で応援する人も多い。もちろん推しへの愛は大きく叫ぶ。うれしいときも悲しいときも。
そして、なんといっても初心者ファンにも優しい。右も左も分からない私にも、アルバムの買い方や「動画見た?」「アルバム買ったなら特典があるよ」とフルサポートをしてくれる。ファンタファミリーは神、神でしかない。こんなファンの方々の多大なるホスピタリティを享受して、私は、ここまで生きることができている。
ひとたびSNSをのぞけば、「待って無理」「最高」と推しへの愛があふれている。それを見て、私の心にも愛があふれる。「愛は共有される」初めての体験だった。
推しやグループの幸せを願い、誰かの喜びに全力で共感し、誰かの悲しみを一緒に分かち合う。こんな最強なファン、他にいる? もうファンの人ごと推したい! とよく分からない気持ちが湧いてきてしまうほどFANTASTICSのファンの方も自慢できる。
推しができて人生が上がる、変わる
推しができると、人生は変わる。100%変わる。ここに簡単に変わったことを書いていきたい。
自分のキャラ
誰かを推したことはなかったし、普段はいわゆる「女子」的な部分がほぼない自分がキャーキャーキャラクターにキャラ変。時折忘れていた乙女心が噴出。
音楽
重低音好き→爽やか最高!
言葉
推し活用語を使いたがる。「かわいい」と「かっこいい」「もう無理」という言葉は何万回口にしたか分からない。語彙力はまったくなくなる。ライブレポとか無理。
PCまわり
さっぱり→推しグッズで飾る。
PCのロック画面
初期設定のきれいな景色→推しグループの画像。
スマホの壁紙
月の満ち欠けカレンダー→推しの笑顔。
グッズ
キャラクターに興味がない人生→グッズのキャラかわいい! 買う!
グッズはなんぼあってもいいですからね精神が常に発動。買おうと思っていなかったものも買う!
推しの色
推しの色をもれなく好きになる。「好きな色は?」と聞かれることがあれば、今なら「緑と紫」と答える。今まで気にしていなかった紫色が一気に目に入るようになる。なんなら「紫ください」と紫アイテムが増える。
友達できた
会ったことがなくても同じ推しがいるという事実だけで、すぐに仲良くなれる。そして、みんないい人!
日々が充実する
テレビやらオンラインライブやらリアルタイムで見られないことも多いけれど、アーカイブで後から追いかけたり、なくてもファンの方々の感想でその場の雰囲気を味わうことができる。毎日が充実し、幸せになる。推しの存在でやる気がチャージされ、命が延びる。
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