【みそ汁の大根】細切り? いちょう切り? 小学校の調理実習で衝撃を受けたエピソードに反響(1/2 ページ)
どちらの切り方でも特徴があっておいしいですよね。
この記事を読む前に、頭の中に「大根のお味噌汁」を思い浮かべてください。ふわりと湯気が立つお椀を手に取り、口もとに運んで……さて、中に入っている大根の切り方は「細切り」ですか? それとも「いちょう切り」でしょうか?
家庭によって異なる大根の切り方を巡るエピソード漫画がTwitterに投稿され、3万5千件以上のリツイートや7万件以上の「いいね」が寄せられるなど反響を呼んでいます。
投稿者は、漫画家の愛田ぱん(@pan_aida)さん。愛田さんのお母さんが作るおみそ汁の大根は、いつも細切りになっていたといいます。
愛田さんは、小学校6年生の調理実習で大根のみそ汁を作ることになりました。何の気なく大根を食べなれた細切りにしていると、家庭科の先生が慌てて駆け寄ってきて「それ、おみそ汁用の大根よ! そんな細切りにして…!」と声をかけてきたのです。
家ではいつも大根を細切りにしていることを伝えると「変わってるのねぇ……」「普通いちょう切りよ」といわれてしまいました。大根の切り方は特に指定されていないばかりか、自分の家が「普通」とは違うとクラス全員の前で指摘され、愛田さんはとても恥ずかしい思いをしたのでした。
先生は深い意味などなく言ってしまったものかもしれませんが、小学生であった愛田さんの心には「おみそ汁に細切り大根はおかしい、恥ずかしい」という思いが深く刻まれることに……。その後成長し、結婚をした愛田さんは、旦那さんに大根のみそ汁を作るときにはいちょう切りにしていました。
そんなある日。「今日は僕が夕飯を作るよ」と言って旦那さんが出してくれたおみそ汁の中には、なんと細切りの大根が! それを凝視し、うれしさのあまり「小6の私が救われた」と感じた愛田さん。愛田さんは小学6年生の自分に向かい「大丈夫!!」「細切りにする人いたよ!」と声をかけるのでした。
この作品は大きな反響を呼び、おみそ汁の大根の切り方についての話が多く集まりました。「豚汁やけんちん汁はいちょう切りだけど、大根と卵のみそ汁は細切りでした」「生まれも育ちも京都ですが大根のおみそ汁は短冊切りでございます」「おみそ汁は大根の時だけは千切り、豚汁とか具沢山の時は銀杏切りみたいな感じでした」といった声が次々に寄せられています。
また、慣れ親しんだ大根のみそ汁は細切りという人も多く、愛田さんは「普段は細切り、豚汁はいちょう切りという方が多くてうれしい」「細切り派、いっぱいいる…!」と喜びを語りました。
また、「おかしいと思われるのが怖くて、人に(夫にも)話したことがなかったから救われます…」というコメントも。いちょう切りでも細切りでも、それぞれ特徴があり、どれもおいしくて、おかしいことなど何もないですよね。家庭の数だけ違いがあるからこそ「おふくろの味」という言葉があるのかもしれません。
愛田さんのTwitterアカウント(@pan_aida)では、愛田さんの日常のお話やイラストなどが投稿されています。LINEスタンプや書籍『ふかふか放課後パンくらぶ』も販売中です。
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