ニュース
» 2022年02月15日 12時40分 公開

ドーピング疑惑のワリエワ、五輪参加への裁定巡って賛否 元金メダリストのプルシェンコは「応援したい」(1/2 ページ)

同じ金メダル獲得選手のキム・ヨナは「ドーピングした選手は競技に参加できない」。

[斉藤賢弘,ねとらぼ]

 ドーピング疑惑が取り沙汰されている女子フィギュアスケートのカミラ・ワリエワ選手について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は2月14日、「北京冬季オリンピック」個人戦への出場を認めると発表。韓国のキム・ヨナ選手や、米国のタラ・リピンスキー選手らがこの裁定を批判する事態となっています。

2022年1月の「欧州選手権」で金メダルを獲得した際のカミラ・ワリエワ 2022年1月の「欧州選手権」で金メダルを獲得した際のワリエワ選手(画像はカミラ・ワリエワInstagramから)

 本大会でメダル獲得を有力視されていたワリエワ選手ですが、2021年12月にロシア選手権出場の際に採取した検体から、ドーピング検査の禁止薬物とされる「トリメタジジン」が検出。

 国際オリンピック委員会(IOC)ら諸組織が問題視したものの、CASはワリエワ選手が現在15歳で「保護対象」とされる選手であること、同対象の選手への制裁は緩和されるケースがあるなどという理由から競技への参加を引き続き認めると発表。IOCはこの決定に反発し、ワリエワ選手がメダル獲得した場合は授与式を行わないとしています。

 2010年の「バンクーバーオリンピック」で金メダルを獲得したキム選手は2月14日、一面真っ黒になった画像をInstagramに投稿。「ドーピングした選手は競技に参加できない。この原則は例外なく守られなければならない。全ての選手の努力と夢は等しく尊い」とつづり、CASの裁定に真っ向から疑問を投げかけました。

 1998年の「長野冬季オリンピック」で金メダルを手にしたリピンスキー選手もTwitterを更新し、陽性反応が確認された以上は「彼女が競技に出ることを許すべきではない」とした上で、「私たちのスポーツに永久的な傷を残すことになると思います」と決定に強く反対。

 また、ワリエワ選手が若干15歳でこうした事態に巻き込まれたことを憂慮し、関係する大人が誰かしら責任を取ることを望むとともに、「胸が張り裂けそうだ」と悲しい出来事へ心痛をあらわにしています。

 一方で、2006年の「トリノ冬季オリンピック」はじめ、世界や欧州選手権で幾度も金メダルに輝いた元露フィギュアスケート選手のエフゲニー・プルシェンコは裁定が下る前の13日、ワリエワ選手の画像をInstagramに投稿。

 自国のワリエワ選手を「フィギュアスケート史上最高の選手の1人」 「フィギュアスケートを前進させ、全く新しいレベルに引き上げる少女」と絶賛し、「このオリンピックが彼女に勝利の喜びと夢の実現だけをもたらすと信じています!」「地球上の全てのフィギュアスケートファン、専門家に感動を与えたことは間違いありません!」と確信に満ちた調子でコメント。コーチングスタッフも含めて「応援したいと思う」とつづっており、選手側を全面支持する姿勢をみせています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2205/20/news170.jpg 「だめだお腹痛い」「大爆笑しました」 榎並大二郎アナ、加藤綾子に贈った“ガチャピン人形”が悲惨な姿になってしまう
  2. /nl/articles/2203/30/news142.jpg 花田虎上、5人の娘が集合した“親子6ショット” 「やっと揃った」「楽しい時間でした」
  3. /nl/articles/2205/20/news123.jpg 「ゆっくり茶番劇」商標取得者の所属コミュニティーが声明 商標権の完全放棄を要求
  4. /nl/articles/1905/20/news081.jpg アルピニスト・野口健の15歳娘が広告デビュー 山は「落ち着かせることができる場所」
  5. /nl/articles/2205/19/news169.jpg 「志摩スペイン村」がトレンド入り→公式ホテルの予約が急増とさらなる展開へ 広報「すごいことが起こっているぞと思った」
  6. /nl/articles/2205/20/news009.jpg ワンコたちが大好きな泥の水たまりを発見! 止める声も無視してはしゃぐ姿に「とっても楽しそう」の声【米】
  7. /nl/articles/2205/18/news184.jpg 「コアラのマーチを振り続けると巨大チョコボールになる」衝撃の豆知識が話題に → 実際やってみたら想像以上にハードだった
  8. /nl/articles/2205/19/news135.jpg 「米津玄師に負けた!」ウルトラマンファンが“強火歌詞”にもん絶 解釈強度に「悔し泣き」「映画見てから聞いて感動」の声続出
  9. /nl/articles/2205/19/news014.jpg おばあちゃんが新聞読むのを邪魔する柴犬、話しかけると…… 努力はするけど全然動かない姿に笑ってしまう
  10. /nl/articles/2205/17/news153.jpg 「いい旦那さん過ぎる」「こういうノリ大事」 アイスを食べたいとぼやく妻に夫が持ちかけたユニークな提案がステキ

先週の総合アクセスTOP10

  1. 人気動画ジャンル「ゆっくり茶番劇」を第三者が商標登録し年10万円のライセンス契約を求める ZUNさん「法律に詳しい方に確認します」
  2. 華原朋美、“隠し子”巡る夫の虚言癖に怒り「私はだまされて結婚」 家を飛び出した親に2歳息子も「もうパパとはいわなくなりました」
  3. フワちゃん、指原莉乃同乗のクルマで事故 瞬間を伝える動画が「予想の10倍ぶつけてる」「笑い事ではない」と物議
  4. 「ゆっくり茶番劇」商標取得者の代理人が謝罪 「皆様に愛されている商標であることを存じておらず」「爆破予告については直ちに通報致しました」
  5. YOSHIKI、最愛の母が永眠 受けた喪失感の大きさに「まだ心の整理ができず」「涙が枯れるまで泣かせて」
  6. 「ディ、ディープすぎません?」「北斗担、間違いなく命日」 “恋マジ”広瀬アリス&松村北斗、ラストの“濃厚キスシーン”に視聴者あ然
  7. 有吉弘行、上島竜兵さんへ「本当にありがとうございますしかなかった」 涙ながらの追悼に「有吉さんが声を詰まらせるとは」
  8. 岩隈久志、高校卒業式でドレスをまとった長女との2ショットが美男美女すぎた 「恋人みたい」「親子には見えません」
  9. キンコン西野、勝手に婚姻届を出される 「絶対コイツなんすよ」“妻になりかけた女性”の目星も
  10. 子猫のときは白かったのに→「思った3倍柄と色出た」 猫のビフォーアフターに「どっちもかわいい!」の声