「まんまサイゼリヤの味でびっくり!」 家にあるもので再現できると話題の「ブロッコリーのくたくた」「爽やかにんじんサラダ」を作ってみた(1/2 ページ)
「あと1品欲しい」という時に助かる!
手ごろな価格で本格的なイタリアンを食べられるファミリーレストラン「サイゼリヤ」。そんなサイゼリヤの前菜メニューを自宅で気軽に再現できるレシピがTwitterに投稿され、1万5000件以上の「いいね」が寄せられるなど話題になっています。
サイゼリヤの野菜おかず「ブロッコリーのくたくた」と「爽やかにんじんサラダ」の再現レシピをTwitterに投稿したのは、「つくりおき食堂まりえ」として数々の時短・簡単レシピ本を出版してきた、料理研究家の若菜まりえ(@mariegohan)さん。まりえさんはこの2つの前菜メニューが大のお気に入りで「毎日食べたい」と思い、再現をしてみたといいます。
そんなまりえさんのレシピを、「家族の外食といえばサイゼリヤ!」な筆者が実際に作って食べてみました。
ブロッコリーのくたくた
「ブロッコリーのくたくた」は、サイゼリヤ店舗では250円で提供されているメニューです。メニューブックによると、「くたくたになるまで煮込む南イタリア家庭の伝統調理法。パンやパスタと組み合わせてもおいしい」とのこと。写真だけではどんな味か想像がつきにくく、注文にやや勇気がいる料理です。
しかし、そのおいしさは一度食べると忘れられないほど。やわらかいブロッコリーにしっかり塩味とにんにくが効いた、おつまみにもぴったりなメニューなのです。これを家で再現出来たら、家呑みがもっと楽しくなりそう……ということで、さっそくまりえさんのレシピで作ってみました。
材料はブロッコリー2/3株とにんにく1/2かけ、オリーブオイル大さじ3、顆粒コンソメ小さじ1、塩小さじ1/4、バター10グラム。生のにんにくがない場合はチューブ小さじ1/2で代用できるということで、ブロッコリーと家に常備している調味料だけで作れました。
作り方は「まぜてチンするだけ」と超簡単。ブロッコリーを小房に分けて耐熱ボウルに入れ、全ての調味料をまぜてふんわりとラップをし、600Wのレンジで5分加熱すれば完成です。このとき、バターを一番上に乗せるのがポイントだといいます。
加熱を終えてラップを外してみると、見事に“くたくた”になったブロッコリーからにんにくの香りがふわっと立ちのぼり、食欲をそそられました。
アツアツのうちに実食。店舗で提供されているものよりもややバターの味を強く感じましたが、おいしさは変わりません。味が濃いのでごはんのお供にもちょうどよく、家族からは「また作って!」「お弁当に入れて!」と大好評でした。
爽やかにんじんサラダ
サイゼリヤ店舗で通常サイズ(200円)とWサイズ(400円)を提供している冷製前菜。メニューブックの写真には「ほんのりオレンジ香る」「程よい酸味でお口すっきり。料理のつけ合わせにも」というコメントが添えられています。
筆者はあまり生の人参が得意ではないのですが、サイゼリヤのこのサラダは甘みが強いためか抵抗なく食べられ、大好きなメニューの1つです。
再現レシピの材料は、大きめのにんじん1本と塩小さじ1/3、砂糖大さじ1と1/2、酢大さじ2、オリーブオイル大さじ1。こちらも全て家にあるもので作れました。
まずは人参をスライサーで千切りにし、ポリ袋へ入れます。上から塩をふりかけて全体になじむようによくもみ、人参から水が出てきたら袋の口を手で押さえながら水を捨てます。筆者はこれまで野菜の塩もみをするときに手でつかんで水を絞っていましたが、袋を使えば手を汚さず一度に大量の水を絞れることがわかり、目からウロコが落ちました。
しっかり人参の水を絞ったら、にんじんを保存容器に移し、調味料を全て混ぜて完成です。めちゃくちゃ簡単……!
一般的なキャロットラペに比べて酸味が控えめで甘みが強い味わいはサイゼリヤの爽やかにんじんサラダに極めて近く、パクパク食べられるおいしさでした。
どちらも野菜をおいしくたくさん食べられて、彩りもきれいな2つのレシピ。野菜おかずを作り置きしたいときや洋食の献立で「あと1品足りない……」というときに、家にあるもので簡単にぱぱっと作れるのがうれしいメニューです。
1月に発売されたまりえさんの新刊『忙しい人専用 つくりおき食堂の超ベストレシピ』では、今回紹介したような人気店の再現レシピや「ブロッコリーだけ」「レンジ加熱だけ」など簡単な作り置きレシピが多数掲載されています。
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