ランドセルも多様化、4人に3人は赤系と黒系以外を選択 新1年生の人気1位はピンク系(1/2 ページ)

茶系やパープル系、青系といった色が好まれている傾向。

» 2022年04月08日 12時10分 公開
[谷町邦子ねとらぼ]

 1965年創業の老舗ランドセルメーカー土屋鞄製造所が、3月2日から4月3日までに販売されたランドセルの色を集計し、人気カラートップ10を発表しました。購入した人の約76%が赤系と黒系以外の色を選んだことから、ランドセルの「多色化」が進んだとしています。

ランドセルの「多色化」 2022年3月2日から4月3日まで約1カ月の間に購入されたランドセルの色を集計した人気カラートップ10
ランドセルの「多色化」 カラーバリエーションが豊富な土屋鞄製造所のランドセル

 2023年度入学の小学生に向けて、土屋鞄製造所は過去最多の約50色のランドセルを販売。なかでも、発売後1カ月間の集計で最も人気が高かった色はピンク系で、トップ5には茶系やパープル系、青系といった色がランクインしています。さらに、75%を超える人が赤系・黒系以外を選んだことから、好みの多様化、ランドセルの「多色化」が進んだと見ています。

ランドセルの「多色化」 2021年4月に実施したアンケート「ランドセルのカラーについて、性別によって固定観念をなくしたほうがいいと思いますか?」

 また、同社が今年小学校に入学する子どもがいる親326人を対象に、2021年4月に実施したインターネット調査でも、8割以上が「性別による固定観念をなくしたほうがいいと思う」と回答。ランドセル選びにおいて「男の子は黒、女の子は赤」という従来の傾向は薄れてきているとしています(詳細)。

ランドセルの「多色化」 ジェンダーレス・ランドセル「RECO ベーシック」。大人も持ちたくなるようなシックな色調。左からブラック、ネイビー、ディープレッド、ブラウン、グレー
ランドセルの「多色化」 今年発売の新色「RECO プレミアム」 プリズムカーキ、プリズムブルー、プリズムオレンジ

 以前からカタログやWebサイトで性別で分けた商品案内を行わなかった土屋鞄製作所は、ジェンダーレスな「RECO(レコ)ベーシック」(2021年発売・8万2000円)に加え、今年、明るい色づかいの新シリーズ「RECO プレミアム」(8万3000円)を発売するなど「好みの多様化」に対応しているとのこと。ランドセルメーカーは変化する価値観にともない、商品展開の工夫を求められていることがうかがえます。

ランドセルの「多色化」 「女の子だから」「男の子だから」という傾向が薄れてきている今
ランドセルの「多色化」 子どもの個性に合わせて選ぶことができるランドセルが求められているようです
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/01/news049.jpg 一般家庭で暮らすワニ、“ご飯だよ”の合図を聞いた瞬間 400万再生の予想外すぎる顔に「温室育ちの純粋な目をしてて草」
  2. /nl/articles/2502/03/news057.jpg 「押すなよ、絶対に押すなよ」なポーズの猫ちゃん→次の瞬間…… 笑っちゃうほどの展開が200万再生「爆笑しました」
  3. /nl/articles/2502/02/news028.jpg 生後2カ月で迎えた保護たぬき、犬に囲まれて育ち5カ月後…… 見事な“オラオラ俺様モード”に「愛嬌の塊みたい」「可愛すぎて虜」
  4. /nl/articles/2501/31/news050.jpg 「許されると思ってんの?」 スマホのアラームを設定→翌朝…… “絶望の通知内容”が430万表示 「ほんとこれ」
  5. /nl/articles/2502/03/news152.jpg 母「昔は男性からモテまくりだった」→娘は信じられなかったが…… 当時の“説得力ある姿”が260万再生「なんてこった!」【海外】
  6. /nl/articles/2502/01/news047.jpg 【編み物】彼氏のために、緑と黄緑の毛糸を正方形に編んでつなげると…… 圧巻のおしゃれな大作完成に「息をのむほどすばらしいよ」
  7. /nl/articles/2502/03/news009.jpg 27歳女性がひとりで営む“おにぎり屋台”が話題沸騰中 必死にリヤカー引く姿に「なんだか泣けました」「見かけたら必ず買う!」400万再生
  8. /nl/articles/2502/03/news157.jpg 「目を疑った」 “8割引”も……恵方巻の「大幅値引き」目撃相次ぐ 「予約購入は少数派」消費者との温度差も
  9. /nl/articles/2502/03/news025.jpg 真冬なのに“様子がおかしい木”を発見→近付きよく見てみると…… まさかの正体が200万表示「初めてみた」「マジで存在するんだ」
  10. /nl/articles/2501/31/news164.jpg 妻「おはぎ教室行ってくる!」→持って帰ってきたものは…… 妻が作った“衝撃のおはぎ”が400万表示 「知ってるおはぎと違う」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議