タクシーで「大井町まで」――そうして悲劇は始まった 配車アプリの大失敗が悲しくも教訓に(1/2 ページ)
結局大井町付近を回って大井町へ着くまでにかかった運賃(授業料)、6万円オーバー……。
タクシーで大井町(東京都品川区)に行くつもりが、配車アプリへの入力ミスで大井町(神奈川県足柄上郡)行きに――。都内の移動のはずが、小旅行並の遠路になってしまった失敗談が、つらい話ながら教訓になると話題です。
悲劇の主は、ゲーム会社・サイバーコネクトツーの代表取締役社長、松山洋(@PIROSHI_CC2)さん。板橋区の友人宅に招かれた帰り、アプリで行き先に大井町を指定しタクシーを手配したのが事の起こりでした。
ウトウトしながら車に揺られること約1時間、ふと目を覚ましてメーターを見ると、運賃は既に3万円をオーバー。そんなにかかるはずが……とスマホで地図を確認すると、現在地は小田原付近を指しています。配車アプリも見てみると、登録されていたのは“神奈川県の大井町”。松山さんはここでようやく、“行きたかった大井町から80キロ以上離れた別の大井町”を指定していたミスに気付きます。
運転手はアプリの指定通りに走っただけで、落ち度はないのですが、あまりの事態に謝罪し軌道修正へ。しかし、なにぶん高速道路に入っているのですぐ引き返すわけにもいかず、仕方なくひたすら西に進みます。
やがて車は上りへ乗り直し、やっとのことで東京の大井町へ到着。松山さんは「寝ぼけて他県の大井町を入力してしまったワタクシの完全なる落ち度でございます」と反省しつつ、最終的なメーターの写真を添えてツイートしました。その額、実に6万2690円。きつ……。
一連のツイートは「アプリの便利さが裏目に出た」「霞ヶ関(東京都千代田区)と霞ヶ関(埼玉県川越市)でも起こり得る」「たまにある青梅(おうめ)と青海(あおみ)の間違いよりすごい」などと話題に。「配車アプリやナビ等で地名を指定する際は、“何県のどこ”まで意識すべき」との教訓として受け止められています。
画像提供:松山洋(@PIROSHI_CC2)さん
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