「ポケモンカード大会に出るのでライブ休みます」→全敗に終わり結局出演 あるバンドメンバーの悲劇に同情の声(1/2 ページ)

バンドの運営に詳細を聞きました。

» 2022年06月15日 17時31分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 ロックバンド「秘密結社ニルヴァージュ∀」のメンバーが、ポケモンカード(ポケカ)の公式大会に出場するためにライブを欠場すると発表される珍事が起こりました。これだけでも相当珍しいですが、勝負の果てにはさらなる斜め上の結末が……編集部はバンドの運営に詳細を聞きました。

ニルヴァージュ∀ 秘密結社ニルヴァージュ∀のメンバー。右上にいるのが話題の主となったセイゴ=マーベラス=カネキさん

 ライブ当日の6月11日は同バンドの楽曲リリースイベント(リリイベ)開催日にして、ポケモン公式イベント「ポケモンジャパン チャンピオンシップス2022」の初日。カードゲーム部門では、ポケカ日本一を決める大会の予選が予定されていました。

 バンドメンバーの1人、セイゴ=マーベラス=カネキさんは、抽選に当たり大会の出場権を獲得。前日に「超超超個人的な理由なんですけど僕にとってとても大事な大会があるので」と謝罪しながら、バンドのイベントよりも日本一への挑戦を選びました。

 バンドもこれを認め、公式Twitterで本人の意向を説明。「楽しみにしてくださっていた皆様、大変申し訳ございません、優勝してこなかったらぶん殴ってやってください。全敗した場合はイベントに参加させます」と告知して、セイゴさんを大会へ送り出します。

 あとから振り返ればこの告知、よくないフラグの塊だったもよう。セイゴさんは予選で全敗し、公約通りイベントへ出場することになりました。「なんと、全敗したのでリリイベ会場に向かいます。余裕を持って到着します。振り回してごめんなさい」と失意に沈む彼をよそに、バンドはセイゴさんの出場を発表。「無料ハイタッチ会はセイゴのみ無料ぶん殴り会になります」と、先述の予告を踏まえたブラックジョークでいじり倒しました。

 この悲喜劇は、一連の流れをまとめたツイートがきっかけで話題に。「オチが完璧で好き」「無料ぶん殴り会でめちゃ笑ってしまった」と笑いを呼ぶ一方で、「少し推したくなった」「かわいいしおもろいしノリがいいしすき」といった温かい声に迎えられました。

 セイゴさんはその後も「ポケカ負けすぎてバズるのつらい……」「みんながおもてる8倍落ち込んでます」と落胆。編集部は秘密結社ニルヴァージュ∀の運営に、事の経緯やセイゴさんの様子など、詳しい話を聞きました。

―― セイゴ=マーベラス=カネキさんからポケカ大会のためにライブをお休みしたいという連絡があったのは、どんなタイミングでしたか?

秘密結社ニルヴァージュ∀ 大会に当選した際は本人も出場するか迷っていたようで、その報告だけは事前に受けました。その後イベント前日になって「やっぱり出たい」と言ってきたので、「優勝してくるなら出てもいいよ」と出場を許可したんです。

―― イベント本番で、セイゴさんやファンの様子はいかがでしたか

秘密結社ニルヴァージュ∀ 本人は前日に「いや、正直僕の優勝ありますよ」と意気込んでいましたが、大会当日の13時ごろに「みなさんに報告があります」とLINEが入り、続けて「全敗したので向かいます」との連絡がありました。

 会場でその日初めて見たセイゴは、結果に落ち込みすぎて、目はうつろでやせこけているように見えました。無料ぶん殴り会では殴られることなく、ファンに慰められて無事でいます。

―― それは良かったです。バンドの自由な気風を感じる出来事でしたが、これまでにも似たケースはありましたか

秘密結社ニルヴァージュ∀ 以前にメンバーのアヤァが、自分の生誕チェキ会と推しアイドル「PASSPO☆」の解散ライブが重なり、チェキ会を早々に切り上げて解散ライブに行ったことがありました。アヤァは現在、なぜかPASSPO☆元メンバーの増井みおさんと組んで、アイドルグループ「オグメンタル」をプロデュースしております。

―― 今回の件で秘密結社ニルヴァージュ∀を知った人へ、ぜひバンドのアピールポイントを教えてください

秘密結社ニルヴァージュ∀ ポケカでバズったので説得力ないと思いますが、何よりもライブを大切にしてるグループです。バンドサウンドが主体なのでキラキラしてるというよりは泥臭いですが、初めて見る人でも楽しませる自信があります! 8月9日にリリースする新曲「SUPER DRIVE」のリリースイベントがたくさんあります。ライブは無料で観覧できますので、気になった方はぜひ遊びに来てください。よろしくお願いいたします。

画像提供・協力:秘密結社ニルヴァージュ∀@S_S_NiRVERGE

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/24/news088.jpg ヤフオクで出品されていた「20万円の引退品」→開封すると…… “まさかの中身”に賛否 「ゾッとしたわ…」「しゃーない」
  2. /nl/articles/2412/25/news115.jpg 辻希美&杉浦太陽、家族6人でクリスマスに豪華料理 長女・希空が作った“プロ級のケーキ”も…… 「凄くいい時間だった」
  3. /nl/articles/2412/24/news092.jpg 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
  4. /nl/articles/2412/24/news037.jpg 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
  5. /nl/articles/2412/25/news152.jpg 「思わず泣きそう」 シャトレーゼの“129円クリスマスケーキ”に衝撃 「すごすぎない!?」「このご時世に……」
  6. /nl/articles/2412/23/news078.jpg そば屋の看板のはずが…… 雪で“別の店”みたいになってしまった光景が北海道の豪雪のすさまじさを物語る
  7. /nl/articles/2412/25/news009.jpg 若かりしころの父と母→36年後…… 苦楽をともにしてきた“現在の姿”に「泣いた」「本当に素敵」と1700万再生突破【海外】
  8. /nl/articles/2412/23/news025.jpg 幼少期から“ディズニー”大好きな2人→25年後…… まさかまさかの“現在”が話題 「映画のワンシーンのよう」
  9. /nl/articles/2412/25/news021.jpg 大型ワンコが猫に育てられた結果…… 驚きの行動連発に「自分を猫だと思っていないっw?」「かわいすぎる!」
  10. /nl/articles/2412/24/news156.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」される夫婦の苦悩……“年の差33歳差”カップルに反響【個性的なカップル特集2024】
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  3. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  4. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  7. 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
  8. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
  9. トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
  10. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」