料理動画なのにカテーテルなどの医療機器が登場 「毛細血管レベルで味が染み込んだ漬けマグロ丼」を作るYouTuberが「ヤバい」「狂気」と話題に(1/2 ページ)

手術にしか見えなくなってくる(※苦手な人は閲覧注意)。

» 2022年06月18日 20時08分 公開
[宮原れいねとらぼ]

 漬け丼を作るためのマグロの血抜きと味付けで「カテーテル」などの医療機器が出てくる料理系YouTuberの動画が、「狂気」「毛細血管レベルで味が染み込んだ漬けマグロ丼を作っている」とTwitterで話題です。一体何を見せられているんだ……。

YouTuber マグロ 漬け丼 料理 手術 医療器具 血抜き 毛細血管 味付け 料理動画とは思えない器具が登場(※以下、マグロの血抜きをしているので苦手な人は注意)
漬ける手間を省くために100倍手間をかけたマグロ漬け丼。

 注目を集めているのは、YouTubeチャンネル「ぱぱちぇるの血抜き味付けチャンネル」さんが2021年11月に公開した「漬ける手間を省くために100倍手間をかけたマグロ漬け丼。」の動画です。6月18日時点で19万回再生を突破。

 安く売っていたキメジマグロ(キハダマグロの幼魚)を血抜きしていくのですが、その方法が背大動脈カニュレーション。ちょうど良い10Fr(フレンチ)の太さのバルーンカテーテルを、ウェイトライナー開創器でえら蓋を開きつつ、丁寧に中を切開しながら目的の背大動脈に挿入していく光景が流れます。あまりにも見た目が手術です。

YouTuber マグロ 漬け丼 料理 手術 医療器具 血抜き 毛細血管 味付け 開創器で開いてえらを切り落としていく様子
YouTuber マグロ 漬け丼 料理 手術 医療器具 血抜き 毛細血管 味付け バルーンカテーテル(10Fr)の登場シーン

 しかしやっている本人はいたって真面目で、魚の部位・血管やひとつひとつの工程の意味をしっかりと口頭で説明しながら、カニュレーションによる血抜きと味付けを行っていきます。日々の料理で役立つかはわからないけれど、すごい勉強になる……。

 味付けでは、血抜きに使ったカテーテルをそのまま使い、懽流(かんりゅう)液の代わりに醤油&昆布椎茸つゆを流し込んでいます。途中で動脈球を鉗子でクランプ(締める)して内圧を高めることで、より味をしみこみやすくする工夫も。

 なお、調理中の投稿主さんは、味付け中に内臓が飛び出てくると、ビックリしてドン引きしながら「キモい……」とつぶやく姿も。どういうことだよ。

YouTuber マグロ 漬け丼 料理 手術 医療器具 血抜き 毛細血管 味付け こちらがカニュレーションによる血抜き風景。ポンピングで圧をかけている様子
YouTuber マグロ 漬け丼 料理 手術 医療器具 血抜き 毛細血管 味付け 信じられるか、これ味付け風景なんだぜ……(そして飛び出てきた内臓にビックリしている投稿主さん)

 そうして完成したマグロ漬け丼は、「ちゃんと味ついてる。うまい」とのこと。使用した魚の鮮度や大きさの問題で味の濃さにムラがあったようですが、おいしそうに食べており成功したようです。いろんな意味で味が気になる……!

 Twitter上では「すごい」「ガチ勢すぎる」と料理風景に驚く声や、「血流的に体を巡った醤油がどんな染み方したのか気になりすぎて食ってみたい」「毛細血管レベルの味付け…やってみたい…」と興味が湧く人までさまざまな声が。

 また動画のコメント欄では「私もいち医療従事者だけどそういった観点からみても超楽しくてよかったです!」「職場で大動脈バルーンパンピング(IABP)や持続的血液濾過透析(CHDF)を回してる時の気分になりました笑」といった声が届いています。もはや料理動画のコメント欄じゃない。

YouTuber マグロ 漬け丼 料理 手術 医療器具 血抜き 毛細血管 味付け ここまで魚にこだわっておいて、白米はまさかのパックご飯
YouTuber マグロ 漬け丼 料理 手術 医療器具 血抜き 毛細血管 味付け できあがったマグロ漬け丼。食べてみたいかも

 「ぱぱちぇるの血抜き味付けチャンネル」さんは他にも、味付けに粉わさびを使用した「刺身にわさびをつける手間を省くために1000倍手間をかけてみた。」動画などが人気を集めています。

 ちなみに投稿主のぱぱちぇるさんは、YouTubeチャンネル「狂気の釣り人・料理人」さんの“弟子”とのこと。また“一般歯科医”であり、チャンネル初期には歯科関連の動画(※一部閲覧注意)も公開されています。

画像提供:YouTubeチャンネル「ぱぱちぇるの血抜き味付けチャンネル」さん

 

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/28/news029.jpg 「言葉が出ない」 TDL「スペース・マウンテン」現在の状態は…… 変わり果てた“衝撃的な姿”が423万表示
  2. /nl/articles/2412/25/news213.jpg 「やりすぎだろ」 M-1王者が通販サイトでの「非公式グッズ」販売に抗議…… 運営謝罪「申し訳ございませんでした」
  3. /nl/articles/2412/26/news108.jpg 藤本美貴、“豪華なクリスマス夕食”公開 2枚目には夫・品川庄司の“激変した姿”も……「一瞬びっくりした」
  4. /nl/articles/2412/26/news028.jpg パパに娘を任せて風呂から先に出たママ、ふと浴室を振り返ると…… 衝撃展開が400万表示「ホラーすぎ!」「うちの子も……」
  5. /nl/articles/2412/25/news171.jpg ホロライブ・鷹嶺ルイ、クリスマスイブに“悲しすぎる理由”で配信を終了し泣く 「そんなことある?」「悲しいエンディングでしたね…」
  6. /nl/articles/2412/26/news122.jpg 生え際が後退し、数年髪を切ってない男性を理容師がカットしたら…… 驚がくの大変身が1400万再生「彼の人生まで変えちゃった」「すごすぎて涙出た」【米】
  7. /nl/articles/2412/26/news110.jpg 辻希美の長女・希空、“完成度高いクリスマスケーキ”披露 杉浦家6人そろった“豪華すぎる料理”にも反響
  8. /nl/articles/2412/18/news171.jpg “27歳差夫妻”、妻の母親に妊娠報告したら……涙を浮かべて まさかの「パパと同い年のおばあちゃん!」が誕生
  9. /nl/articles/2412/23/news193.jpg 【編み物】淡い色の毛糸を時間をかけてひたすら編むと 芸術品のような仕上がりに脱帽「美しすぎる」
  10. /nl/articles/2412/24/news037.jpg 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  3. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  4. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  7. 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
  8. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
  9. トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
  10. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」