【漫画】写真立てを落としただけなのに…… 「心が壊れるトリガー」をリアルに描いた漫画に共感の声(1/2 ページ)
きっかけは、いつもささいなこと。
毎日毎日ギリギリの状態で過ごしていると、ほんのささいなことで緊張の糸がプツンと切れてしまう……そんな「心が壊れるトリガー」を描いた漫画に共感の声が集まっています。作者は、「外れたみんなの頭のネジ」で有名なホラー漫画家の洋介犬さん。
何連勤目かも分からなくなるほど働きづめの毎日に疲弊しきっている女性。帰宅した際に、肘が飾ってあった写真立てにぶつかり、写真立ては「バンッ」と音を立てて床に落ちてしまいます。しばらく放心状態に陥ったあと、女性の目には涙が。
「な〜〜〜〜にもかもが馬鹿らしくなって 30分ほどその場で立ち尽くした」
ぼうぜんと立ち尽くし、涙の止まらない女性。きっかけは肘がぶつかり写真立てが落ちたというささいなことでした。しかし、追い詰められた状況では、そんなことですら「心が壊れるトリガー」に。
最後は「こんなの誰もわかってくれないと思ったら10人中2人が『わかる』って言いだした」という言葉で締められていますが、Twitterでは共感者が続出。洋介犬さんがリプライ欄で「この気持ちが分かるかどうか」というアンケートを取ると、集まった3015票中、79.3%もの人たちが「わかる・似た経験がある」と回答しました。
寄せられたコメントには、この感情を「表面張力で何とか器の中に収まっていた自我がゴマ粒1つ器の中に増えた面倒事でついに決壊する瞬間」「辛うじて繋がっていた最後の1本の糸がプツンと切れる感じ」などと秀逸に形容するものも。また、「家に入ろうとして職場の鍵を出して合わないと分かった時泣き崩れた」「シートベルトを勢いよく引き出してしまい、ガチッとロックかかり、それ以上ひっぱれなくなった瞬間に涙が」など、漫画と似たような体験談もたくさん集まっています。
洋介犬さんは、この他にも鋭い切り口で社会を風刺する作品を多く発表。最新刊である『反逆コメンテーターエンドウさん』はKADOKAWAより発売中です。
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