「今日のごはんは、一口一口がしみじみとおいしい!」 早食い主婦が“じっくり味わうためにお茶を飲む”エッセイ漫画に4万いいね(1/2 ページ)

食事の時間を、もっと楽しく。

» 2022年06月24日 07時30分 公開
[ちゃすこねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 ささいなきっかけで知った「最近ごはんがおいしくてたまらない理由」を描いた漫画がTwitterに投稿されました。漫画は記事執筆時点で4400件以上リツイートされ、いいねの数が4万1000件を超えるなど注目を集めています。

ごはんがおいしい理由 しみじみと食事のおいしさを感じる、その理由とは?

 投稿者は、コミックエッセイや食事にまつわるイラストを描いているうめやまちはる(@umeyama_chi)さん。もともと早食いの家庭で育ったうめやまさんは、毎日1時間ほどかけて作った夕飯を「いただきます」と同時にかきこんでしまい、10分程度で食べ終えてしまう日々を送っていました。

食事を早食いしてしまう 1時間かけて作った料理を10分で完食

 時間をかけて作ったものを一瞬で食べてしまうのはもったいないと思いながらも、「食べたい」という気持ちを我慢してゆっくり食べることができなかったのです。うめやまさんが食べ終えたときに、一緒にテーブルを囲む夫の食事はまだ半分以上残っている状態。夫はうめやまさんを責めることはありませんが、思わず「早っ」と口に出してしまうのでした。

おつまみのレシピ本を購入 お酒の代わりにお茶を飲んでみることに

 そんな毎日が続いた、ある日のこと。うめやまさんは料理研究家の藤井恵さんが書いたレシピ本『飲める献立』をソファで眺めていました。掲載されているのは、お酒によく合いそうなおいしそうなおつまみ。しかし、うめやまさんはお酒をほとんど飲みません。そこで思い付いたのが、お酒の代わりに温かいお茶を入れて飲むことでした。

おつまみとおかずの違い おつまみと普通のおかずは何が違うんだろう?

 その日の食卓には、レシピ本に書かれていたおかずの横に、常滑焼の急須で淹れた緑茶が置かれました。早速夫のビールと乾杯し、まずはおかずを一口。続いてお茶をすすります。うめやまさんは「いいね! お茶とおつまみ合うわ!」と喜びの声を上げました。

 お茶と一緒に食べながら浮かんできたのが、このおいしいおつまみと普通のおかずは何が違うんだろう、という疑問。塩気を強くしているためかと考えたところで、うめやまさんはあることに気付きました。

夫の言葉に衝撃 おいしく感じる理由に衝撃

 「今日のごはんは、一口一口がしみじみとおいしい〜!」

 じわぁぁ……と身体の隅々まで染み渡るようなおいしさを感じたのは、レシピ本を見て作ったおつまみではありません。うめやまさんが日頃から作り慣れた定番のおかずにも、いつもと違うおいしさを感じたのです。

 お茶に入った成分がおいしさを引き立てているのかと目を輝かせるうめやまさんに、夫は「お茶飲むために口の中のものがなくなるまでよく噛んで食べてるから、その分じっくり味わえてるとかじゃない?」と冷静に返しました。

ごはんがおいしい理由 お茶を選ぶ楽しみが増えました

 確かに、これまでのうめやまさんはよくかむことよりも早く食べたい気持ちを優先させ、早々に飲み込んでしまっていたのかもしれません。それがお茶を飲むことによって自然に食事のペースがゆっくりになり、食事のおいしさを最大限に引き出せる状態になったようです。

 思わず「これはよくできたシステムだ!」と興奮したうめやまさんは、おかずとごはんを食べ、温かいお茶を飲み、ゆったりと食事の時間を楽しんだのでした。近ごろは食事によってお茶の種類を考える楽しみも増えたといいます。

 この投稿には「私も早食いだからめちゃくちゃわかる…」「バクバク早食いしちゃうタイプだからすごい良いと思った」と、早食いしてしまう人からの共感のコメントや「食が楽しみって言うのは、いい事だと思う」「食べるの早いからうちでも導入しよう」と共感の声が寄せられています。

 中には、お茶農家の人からのコメントも。食事中にお茶を飲みすぎるとカフェインやタンニンの効果で胃液が薄まってしまったり鉄分の吸収を妨げてしまったりする可能性があるという意見に「飲みすぎなければ問題ない」とした上で、水出しすることでカフェインやタンニンの抽出を抑えられると紹介しています。これからの時期には水出し冷茶と食事のマリアージュを楽しむのも良さそうですね。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news042.jpg 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  4. /nl/articles/2411/14/news090.jpg ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  5. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. /nl/articles/2411/13/news162.jpg 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  9. /nl/articles/2411/14/news035.jpg 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  10. /nl/articles/2411/12/news194.jpg 「予約しました」 サッポロ一番の袋に見せかけた“笑っちゃいそうなグッズ”が話題 「サッポロ一番味噌ラーメン好きがバレちゃう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた