イラストレーターの1日をまとめた動画が効率的すぎて参考になる 「こんな生活してみたい」「オシャレな仕事場」と反響(1/2 ページ)
効率化の秘訣もインタビューしました。
イラストレーターの1日をまとめた動画に「隙がなさすぎる」と称賛する声が多く寄せられています。なぜそんなに効率よく仕事ができるのか? 投稿者の方に、インタビューしました。リモートワークだと集中力が続かず、効率が上がらないという悩みを抱えている人は必見です。
動画を投稿したのは、イラストレーターとして活動するサタケシュンスケさん。動画では1日の仕事ぶりが2分間にギュッとまとめられているのですが、非常に効率的で濃密なスケジュールとなっています。
サタケさんがオフィスに到着するのは9時半。それから11時のリモート会議までのわずか1時間半の間に、部屋の掃除や観葉植物の世話、メールチェックにクライアントワークまでこなします。
会議後再度クライアントワークに取り掛かり、ランチ休憩。しっかり歯も磨き、午後からは個展にむけたオリジナル作品制作に。絵の具を乾かしている間も無駄にせず、合間合間にPCの作業をします。
15時には睡魔が襲ってくるも、運動で眠気を覚まし、2回目のリモート会議に。その後もオリジナル作品制作を進めつつ、動画編集まで行うマルチタスクっぷりを発揮しますが、18時にはきっぱりと仕事をやめ片付けに入るサタケさん。メリハリのつけ方がすごい……。
Twitterでは「理想の1日すぎて感動」「隙が無さすぎて怖い」など、大変テキパキとしたサタケさんの仕事ぶりを称賛する声が多数寄せられています。また、「きれいな仕事場、配置など最強の環境ですね」「片付ける気になりました……!」など整理整頓された部屋の様子にあこがれる人もいました。
このような丁寧生活を実現する秘訣は何か? サタケさんに、インタビューしてみました。
―― 非常に濃密で隙のないスケジュールだと感じましたが、効率的に仕事をするために工夫していることはありますか?
サタケシュンスケさん: タスクが多い日は、案件を1つずつ順に終わらせるのではなく、同時並行で少しずつ手を付けながら、万遍なく作業を進めるようにしています。そうやって全体の進捗状況を把握しながら、それぞれの持ち時間をどう割り当てていくかを考えます。
―― 同時並行をする際、打ち合わせ含むクライアントワークと、個展用のオリジナル作品の制作は、どのように時間配分をしているのでしょうか?
サタケシュンスケさん: 頭が冴えている一日の前半(朝〜昼)で、優先すべきクライアントワークをなるべく早く片付けます。午後はどうしても集中力が低下したり、眠くなったりすることなどがあるので、調整が効きやすい自分用の時間に割り当てています。
―― 動画には「仕事に支障のない音楽」を聴いているとありましたが、どんな音楽を聞いていますか? 集中が途切れたりはしないのでしょうか?
サタケシュンスケさん: 穏やかであまり抑揚の強くない音楽、特に歌詞のない曲(インストゥルメンタル)を選んで聴いています。歌詞があるとどうしても頭に入ってきてしまい意識がそちらへ向いてしまうので(笑)。その条件に合うものを配信サービスアプリの自動選曲にまかせて流しています。
―― うまく集中力をコントロールされているのですね。一方、リモートワークではモチベーションを維持できないという人も多いと思います。サタケさんはどう対処していますか?
サタケシュンスケさん: 「就業時間以降は仕事をしない(したくない)!」と決めて、腹をくくって作業をしています。帰った後のハイボールがよりおいしくいただけるように、それを原動力に……(笑)。
―― 最後に、イラストレーターの方や、イラストレーターを志望している方へ、メッセージがありましたら、聞かせてください。
サタケシュンスケさん: イラストレーターの働き方は十人十色ですし、私自身いつもテキパキ動けるわけではないので、この動画についてはご参考程度に捉えていただければと思います。絵を描くみなさんがどんな一日を過ごしているのか、とても興味があるので、ぜひ共有し合えたらうれしいです!
サタケさんの個展「個展Palettopia」は7/16(土)から7/24(日)までの9日間、東京都・浅草の雑貨店「チェドックザッカストア」1F&3Fギャラリーで開催されます。また、サタケさんは作品集も発売中とのこと。今後の活動から目が離せません。
※動画・作品提供:サタケシュンスケさん(Twitter/Instagram/YouTube/TikTok/公式サイト)
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