あずきバーが年間売上3億本突破 人気とともに「硬さがネタにされてるのどう思ってるのか」井村屋に聞いてみた(1/2 ページ)
おいしさを追求した結果の硬さ。
井村屋の定番アイス「あずきバー」が、年間売上3億本を突破しました。長年その人気を衰えさせることなく愛され続けるあずきバーですが、近年はその“硬さ”がネットで話題に上がりがち。井村屋としてはネットでの話題をどんな思いで見ているのか、話を聞いてみました。
あずきバーが発売されたのは、1973年。あずきを炊く技術を生かし、「ぜんざいを凍らせたようなアイスができないか?」という発想から生まれました。シンプルな原材料で小豆本来の味わいを楽しめる人気商品となりましたが、冷凍庫から出したてだと大変硬いことでも有名です。
冷凍庫から出したてだと、サファイアよりも硬いとされるあずきバー。硬さネタについて頻繁に話題になりますが、井村屋としては、どんな思いなのでしょうか。話を聞いてみました。
―― なぜこんなに硬いのか、あらためて伺えますでしょうか。
井村屋: 主に固い理由は3つあります。1つ目は、空気の含有量が極めて低いからです。2つ目は、乳固形分が全く入っていないから。3つ目は、乳化剤や安定剤といった添加物を使っていないからです。
―― 発売当初から硬いと思っていましたか。
井村屋: 発売したのは50年近く前なので、私も発売当時の商品をリアルタイムで知っている訳でありません。以前開発部に発売当初のあずきバーをつくってもらって試食したことがありますが、発売当初のあずきバーは現在のものよりも甘くそこまで硬くはありませんでした。
あずきバーは発売してから今まで、お客さまの嗜好(しこう)に合わせてマイナーチェンジを繰り返しています。大きな流れとして、近年の嗜好は「甘さ離れ」や「健康志向」の傾向があり、昔と比較して「甘さを控えた」さっぱり系の商品になっています。
硬いアイスを作ろうと思っている訳ではなく、お客さまの嗜好に寄り添って甘さを控えたり、添加物を使用していない安全・安心な商品作りを行った結果硬くなってしまったのです。
―― いつごろから硬さが定番ネタとして定着していきましたか。
井村屋: 先述した通り、硬いアイスをつくろうと思って作っている訳ではなく硬さを売りにしているわけでもありません。しかしながら、実際に硬い商品ですし、商品のパッケージにも「固く凍っているため、歯を痛めないようにご注意ください」との注意書きをさせていただいているくらいなので硬いことは否定しません。
「硬い」と言われ出した時期はハッキリとは分かりませんが、2010年代ではないかと思います。公式SNSやアイスを特集したテレビ番組の影響が大きかった記憶があります。
―― よく硬さでネタにされていることについて、どう思われていますか。
井村屋: 硬さを売りにしている訳ではありませんが、商品や会社を覚えてもらえるPRにつながったり「硬い」ことを知ってもらうことであずきバーを食べる際に「硬いから食べる時に注意しよう」という「歯を痛める予防」に一役買っているのかなと思います。また、「この硬さが良い!」という言ってくださるお客さまもいらっしゃいます。
硬さが気になる方は冷凍庫から出して少ししてから食べる方法や、井村屋の公式サイトに掲載している溶かして「ぜんざい」として食べるアレンジレシピなどもあるので是非ともご覧ください。あずきは食物繊維やポリフェノールを多く含んでおり栄養価が高い素材です。あずきバー1本あたりには、このあずきを約100粒も使っています。ひんやり冷えたおいしいあずきバーを食べて暑い夏を乗り切ってください!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
-
“ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
-
高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
-
「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
-
「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
-
「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
-
“歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
-
黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた