子どもと歩くときは「殿(しんがり)になって」! 一人で歩く幼児を事故から救ったママの言葉に「物凄くわかります」と賞賛の声(1/2 ページ)

子どもを守るのは保護者の役目。

» 2022年07月19日 07時30分 公開
[Kamiharaねとらぼ]

 見知らぬ子どもが車道へ飛び出しそうになったとき、どんな行動をとりますか? そんなヒヤリとした体験を描いた漫画がTwitterに投稿されています。

「子どもと歩くときは殿(しんがり)になってください」と伝える画像 「子どもと歩くときは殿(しんがり)になって」

 作者は、3人の子どもを育てるイラストレーターの羅鳩(@rahato190)さんです。

一人で歩く子どもを見かけた画像 一人で歩く子どもを見かけて、
ひとまず安全なところへ保護しようと考える画像 ひとまず安全なところへ保護しようとしたら、

 羅鳩さんは、車が多い道をウォーキングしているときに、幼い子どもが一人で歩いているところを見かけました。保護者はどこにいるのかと周囲を見渡しますが、それらしき人は見当たりません。子どもの先には男性が歩いていましたが、子どもの方を見ておらず、距離も離れているため、保護者ではなさそうです。

 「やっぱり迷子!?」と心配になる羅鳩さん。あいにくスマホを持ってきていなかった羅鳩さんは、警察に通報するとしても、安全のためにいったん子どもを保護しなければと考えます。

いきなり子どもが車道へ飛び出す画像 いきなり子どもが車道へ飛び出してあわや事故に……!

 しかし、そう考えているすきに、子どもは突然車が走っている道路へと飛び出していったのです。羅鳩さんは「あぶない!!」と叫びながら必死の思いで子どもを追いかけ、抱きかかえました。

 

子どもと歩くときの心構えを伝える画像 父親に不審者と誤解されながらも、子どもと歩くときの心構えを伝えました

 なんとか事故に合わずに済みましたが、羅鳩さんは子どもを抱きかかえたまま、惨事を思い浮かべ呆然とします……。 

 そこへ男性が現れて、「ちょっとなんですか!」「うちの子なんですけど!」と羅鳩さんを咎(とが)めました。その男性は、先ほど羅鳩さんが「保護者ではないだろう」と判断した男性だったのです。

 羅鳩さんは、子どもを見ていなかった父親に憤りを感じながらも、「お父上ですか…?」とたずねました。

 すると男性は「そうです! うちの子です!!」とキッパリ。わが子が事故に合いかけたというのに、一部始終を見ていなかった男性は、羅鳩さんをまるで不審者のように扱います。

 羅鳩さんは男性に「あの…子どもと歩くときは…手をつなぐか…殿(しんがり)になってください」と伝えたのでした。

 “殿(しんがり)”は、「軍が退くときに、最後尾で追って来る敵を防ぐことや、その部隊のこと」を意味します。羅鳩さんは男性に、「子どもと歩くときは保護者がその後ろを歩き、子どもから常に目を離さず見守るべきだ」と伝えたかったのです。

 「初めて殿(しんがり)って使った」という羅鳩さんですが、なかなか普段口に出す機会はないものの、一言でわかりやすい表現です。

一部始終を見ていたおじいさんが状況を説明する画像 一部始終を見ていたおじいさんが状況を説明

 その後、一部始終を見ていた通りすがりのおじいさんが、「轢かれそうになったんだよぉー! この人が助けてくれたんだからぁー! あんた何してんのー!」と説明してくれ、事なきを得た羅鳩さん。羅鳩さんにとっては、子どもを助けたにも関わらず、男性から不審者扱いされてしまった残念な出来事ですが、子どもの命が守られて本当によかった……!

 この漫画には、「物凄くわかります!」「危なかった 子供は 駆けるよになったら興味のある所に走って行っちゃうからね」「ちょっとなんですか! ってこっちが言いたいよ!!」といった共感のコメントが集まっています。

 羅鳩さんはこの他にも、育児漫画などをTwitterアカウント(@rahato190)やブログ「うちの子には負ける気がしない」で公開しています。また、漫画をまとめた単行本『うちの子には負ける気しかしない』も販売中です。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」