成人したばかりのころ、保証人にされそうに 祖母の言葉に助けられた体験談漫画に反響 作者「断る勇気を持って」(1/2 ページ)
「判子を押すと寿命が縮む」くらいの慎重さを持って。
成人したばかりのころに、高額な買い物の保証人にされそうになった――そんな体験談をつづった漫画が「怖い」「安易に署名や押印をしないで」と反響を呼び、2.7万いいねを集めています。編集部では作者に詳しい話を聞きました。
作者の留吉(@masa1xkane)さんが成人したばかりのころ、イベント会場で年上の知り合いから、「成人したなら印鑑持ってるよね?」と書類への記入と捺印を頼まれます。
知人は高額な買い物をしようとしているようで、知人がお金を払えないときは留吉さんが支払う、と書類には書いてあります。「絶対迷惑はかけない」「誰かに書いてもらわないといけない」と説明する知人。断りたいけれど、年上の相手に対して断りづらいと悩む留吉さんが思い出したのは、祖母の言葉でした。
留吉さんが自分の印鑑を持てたことを喜んでいたとき、そんなに人に見せてはいけないとたしなめた祖母。「印鑑は打つたびに…寿命が縮むって思っとかんばぞ(思っておかないといけない)」。
祖母の言葉を理由に断ると、知人は「そんなの信じてるの?」と笑いつつも「じゃあいいよ〜」と諦めてくれたそうです。
学校では教えてくれなかった契約やお金のこと。分からない上に、年上の人が「大丈夫」と言うと断りづらく感じることでしょう。留吉さんは、子どものころに父親が友人に名前を貸して大変なことになったことがあるそうで、祖母の言葉と、家族の苦い体験が断る勇気につながったようです。
漫画には「全高校生と大学生に読んどいて欲しい」「こういうことをちゃんと教育するべき」「お婆様のおっしゃる通りです。ひと押しで地獄に落とされる事にもなる」と反響が寄せられました。編集部では、当時のことについて留吉さんに詳しく聞きました。
―― 頼まれた相手は「中学くらいから知ってるおとなのひと」とありますが、どのような関係だったのでしょか?
留吉さん 同人誌の即売会で知り合った人です。何も分からなかった時期に、印刷所のことなど教えてもらったりしてお世話になっていました。
―― やはり、頼まれると断りづかったでしょうか?
留吉さん これは断らなきゃいけないものだと分かっても、年上の人からのお願いだと大分悩んでしまいました。今ならきっぱり断れますが、成人したばかりの頃は断りづらかったです。
―― 実際に契約してしまった人は周りにいましたか? 漫画では、留吉さんのお友達はこの人物に対して(大人なのに同世代の友人がおらず未成年とばかり遊んでいるとからと)警戒していたようですが。
留吉さん 何人かに聞きましたがみんな断ってました。
―― その後、捺印を頼んできた人との関係は変わりましたか?
留吉さん 自然と疎遠になりました……。周りの人も距離を取っていったみたいです。
―― そのような状況になった人に、アドバイスはありますか?
留吉さん 今は18歳の子からこういう状況になる子もいると思います。誰に頼まれたとしても「この場で」「今すぐ」と迫られたときは余計に怪しいので断る勇気を持ってほしいです。あと「お金貸して」も戻ってこないので気をつけましょう。
誰かの保証人になると、その人がお金を払わなかったときに代わりに支払いを求められます。「名前を貸すだけ」のつもりが大変な結果になることも……。2022年4月から成年年齢が引き下げられ、18歳から親の同意なしで契約を結べるようになっていることから(参考リンク)、知識が少ない若者が狙われる懸念もあります。「はんこを押すと寿命が縮む」くらい慎重な心構えでいるのがよいでしょう。
作品提供:留吉(@masa1xkane)さん
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