「取り組みが早い」「コロナ対策として逆行」 GMOがマスク着用を「任意」に変更で賛否渦巻く 会長「在宅勤務とマスク継続はビジネスで勝てない」(1/2 ページ)

社員からは「会社でうつって家族に万が一のことがあったら困る」などの声も見られました。

» 2022年09月21日 14時50分 公開
[ねとらぼ]

 GMOインターネットグループが9月20日から、執務室内でのマスク着用を「任意」に変更したことを受け、SNS上では「一流企業は取り組みが早い」「コロナ対策としては逆行しています」など、賛否さまざまな声が広がっています。

 GMOは執務室内でのマスク着用の要否について、執務室内にパーテーションがある場合とない場合の2パターンを想定し、アンケートを実施しました。その結果、パーテーションがない場合は「マスク着用が不要」と回答した人は約3割にとどまった一方で、パーテーションがある場合は「マスク着用が不要」と回答した人は約6割を上ったとのこと。

GMOインターネットグループ、執務室内でのマスク着用を「任意」に変更 画像はTwitterより
GMOインターネットグループ、執務室内でのマスク着用を「任意」に変更 画像はTwitterより

 GMOはこのような結果を踏まえ、COVIDー19(新型コロナウイルス感染症)の段階的な対策緩和を実施することを決定したとしています。具体的には、出社時の検温・消毒、執務室内へのパーテーション設置といった感染対策を継続しつつも、執務室内でのマスク着用を「任意」に変更しました。社外の人が出入りする共有スペースや社外では、引き続きマスク着用は「必須」とします。

 GMOの代表取締役グループ代表 会長兼社長執行役員・CEOである熊谷正寿さんはTwitterで、「ワクチン未接種の方が約10%。それを鑑みると半数以上の方が不要と考えています。マスクは、表情が分かりにくく、声も聞き取りにくい。長期間この状態が続いて、コミュニケーションにプラスはありません。現在の感染状況を鑑みると、マイナス面が大きいと判断しました」とコメント。

 また、「人類は誕生以来互いに顔を見ながらコミュニケーションを取ってきた。在宅勤務とマスクを続けていたらビジネスでは勝てません」と持論を展開しています。

 一方で、熊谷さんの投稿によると、社員のアンケートでは「感染者数等、現状を見ると緩和するのは時期尚早ではないか」「会社でうつって家族に万が一のことがあったら困るので、マスクは徹底してほしい」「家族に基礎疾患を持っている方がいる等、自身意外での影響を懸念」など、懸念の声も寄せられていたことが明らかになっています。

 SNS上では、世界的に「脱マスク」の動きが進んでいることなどから、「一流企業は取り組みが早い」「先陣切って変化していくところがいい」など評価する声がある一方で、パーティションは配置の仕方次第では換気が阻害される可能性もあると指摘されていることなどから、「科学がアンケートに負けた」「専門家の意見は参考にしたのでしょうか?」「感染したくない人達が一方的に被害被る」など批判の声も多数寄せられました。

 なお、日本国内では日立製作所が5月27日、オフィスや工場などでは、会話がなく周囲の人と2メートル以上距離を確保できる場合は、マスクを着用しなくても良いというルールに変更したと報じられました。ただし、日立は部屋の換気や検温などの感染予防対策だけではなく、屋内で近い距離で会話する場合はマスクの着用を強く推奨するとしています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  2. /nl/articles/2404/18/news025.jpg 生後5日の赤ちゃん、7歳のお姉ちゃんから初めてミルクをもらうと…… 姉も驚きの反応がかわいい
  3. /nl/articles/2404/18/news057.jpg 9カ月の赤ちゃん、バスで外国人の女の子赤ちゃんと隣り合い…… 人生初のガールズトークに「これは通じあってますね!」「ベビ同士の会話、とろけます」
  4. /nl/articles/2404/17/news037.jpg 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  5. /nl/articles/2404/17/news034.jpg 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
  6. /nl/articles/2404/18/news155.jpg 大谷翔平選手、ハワイに約26億円の別荘を購入 真美子夫人とデコピンとで過ごすかもしれないオフシーズンの拠点に「もうすぐ我が家となる場所」
  7. /nl/articles/2404/17/news179.jpg 「ケンタッキー」新アプリに不満殺到 「酷すぎる」「改悪」の声…… 運営元「大変ご迷惑をおかけした」と謝罪
  8. /nl/articles/2404/16/news192.jpg 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
  9. /nl/articles/2404/17/news129.jpg 「ハーゲンダッツ硬すぎ!」と力を入れたら……! “目を疑う事態”になった1枚がパワー過ぎて約8万いいね
  10. /nl/articles/2404/16/news175.jpg 「そうはならんやろ」をそのまま再現!? 「ガンダムSEED FREEDOM」のズゴックを完全再現したガンプラがすごすぎる
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」