「5歳以下の子どもに与えないで」 秋に増える銀杏の中毒症状について小児科が注意喚起(1/2 ページ)

大人でも食べすぎると中毒を起こす場合があるとのこと。

» 2022年09月24日 18時15分 公開
[宮原れいねとらぼ]

 「5歳以下の子に銀杏を与えないで」――銀杏を食べることで起きる中毒症状について、新潟大学医学部小児科が注意を促しています

 投稿したのは、子どもに関する医療情報を発信している「新潟大学医学部小児科学教室」のTwitterアカウント(@Niigata_u_ped)

 銀杏は栄養価が高い食材ですが、一方で嘔吐やめまい、けいれんなどを引き起こす可能性がある有毒成分が含まれており、食べる量が多いほどそのリスクは高まるのだそうです。特に5歳以下の子どもに与えるのはやめるよう呼びかけています。

銀杏 中毒 5歳以下 子ども 注意喚起 銀杏中毒にならないよう、5歳以下の子どもには食べさせないほうが安心です

 日本中毒情報センターによると、2010年から2019年の10年間に「中毒110番」に寄せられた銀杏に関する相談件数は252件。そのうち173件(69%)が「5歳以下の子ども」で、嘔吐やけいれんといった症状がみられたケースもあったとのこと。相談件数は10月〜12月が多くなっています。

銀杏 中毒 5歳以下 子ども 注意喚起 旬の季節に「銀杏中毒」の相談件数が増加

 なお、一度にたくさん食べすぎると大人でも中毒を起こすことも。加熱調理をしても銀杏の毒性がなくなることはありません。

 もし症状がある場合は、「けいれんが繰り返し起こる可能性があるため、必ず医療機関を受診してください」と注意を促しています。

画像:「新潟大学医学部小児科学教室」の公式Twitterアカウント(@Niigata_u_ped)


       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議