後ろから男性に抱きしめられた女性→「見ていてよかった護身術動画」 漫画で見る護身術の大切さと動きが分かりやすくて役に立つ(1/2 ページ)
覚えておきたい。
Twitterで、漫画の1シーンに登場する護身術の解説が分かりやすいと話題になっています。投稿には記事執筆時点で1万件を超える“いいね”が寄せられています。
漫画は、高野ひと深(@tknht3)さんの漫画作品『ジーンブライド』の一部。護身術を解説するための作品ではありませんが、覚えておきたいポイントが分かりやすく描かれています。
注:この後の漫画は性暴力被害に関する描写を含みます。精神的なストレスを感じられる可能性がある方は、閲覧をお控えください
話題となっているのは、主人公の女性が後ろから不審者に抱き付かれた場面。女性は護身術を実践します。
その方法とは「(1)まずは大声で助けを求める」というもの。それでも相手が離れない場合は「(2)つま先を思い切り踏みつける」「(3)かかとでスネを蹴りつける」「(4)自分の体を左右のどちらかにずらし、相手の下腹部に向けて自分の腕・拳を思い切り振り下ろす」などの方法を実践。相手が離れたすきに、素早く逃げます。
護身術は相手に攻撃を加えることが目的ではないので、まずは逃げることが最優先。主人公の女性は事前に動画で護身術について学んでいたため、なんとか対応できたようです。
なんとか危機を乗り越えたものの、「こ…怖い」「自衛って最悪だ」「なんでこんな最悪な事 あたしらにばっかり押し付けんだよ」と思う主人公。性被害の被害者は、第三者からの「自衛が足りなかった」という声などで、事件の後も新たに傷つき苦しむことが少なくありません。
自分を力づくで支配しようとする相手に対して、反撃に出るのはとても恐ろしいもの。主人公のように護身術で切り抜けられた人であっても、その心の傷は残るのです。
高野さんが漫画を描く際に参考にした動画は、兵庫県警察公式チャンネル「女性のための護身術〜フルバージョン〜」。後ろから抱き付かれた場合の対応は7分56秒あたりからですが、その前に紹介されている「護身術の基本」や「腕をつかまれた場合の対応」なども見ておくとよさそうです。
このエピソードが収録されているのは、『ジーンブライド 』2巻。高野さんは「この物語が必要な方にどうか届きますよう!」とつづっています。
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