伝説の同人誌「逆襲のシャア 友の会」約30年の刻を超えまさかの復刻! 庵野秀明が責任編集
プレミア本がまさかの復刻。
庵野秀明さんが企画・発行人・責任編集を務めた同人誌「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会」が復刻。コミックマーケット101のアニメスタイルブース(企業ブース 915)で先行販売されます。価格は3000円(税別)。
同書は映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(以下、逆シャア)」の熱烈なファンとしても知られる庵野さんが中心となり、1993年に刊行した一冊。「逆シャア」の“検証・総括”を目的として、同作の富野由悠季監督はもちろん、幾原邦彦さん、出渕裕さん、押井守さん、鈴木敏夫さんなど業界のそうそうたる面々へのインタビューなどを収録しています。
復刻にあたり庵野さんからコメントが寄せられており、プレスリリースではその抜粋版を公開。庵野さんはその中で、「『シン・ゴジラ』を創れた御陰で『シン・エヴァ』が形になった様に、「逆シャア本」を作った御陰でTV版『エヴァ』を進める事が出来たと思う」と、当時の編集作業が後の創作活動の糧となったことを打ち明けています(コメントの抜粋全文は後述)。
「逆シャア本」は近年、中古市場に出回ることも少なくなり、オークションに出品されると10万円以上で落札されることも珍しくないプレミア本となっていました。
復刻版ではオリジナル版の忠実な再現を目指しつつ、デザイン、テキストには僅かに修正を施しているとのこと。また、イラストの一部と人物写真については現物が行方不明のため、同人誌の誌面スキャンを使用。そのため、オリジナル版とは多少の違いがあるということです。
復刻版は冬コミでの先行販売の後、Amazon.co.jpと「アニメスタイル ONLINE SHOP」などで販売予定です。
庵野秀明さんのコメント(抜粋)
ほぼ29年前の巻頭言で示唆している様に、当時の自分はアニメーションの制作現場とアニメ製作業界に失望していた。上京以来40年、その状況に儚い抵抗を試みてはどうにもならずに失望するという流れを幾度も繰り返していると思う。
1993年当時も、今でもそうだ。
その都度、悲劇的な感傷を演じている自分が嫌だったし、このまま何もしないのも嫌だった。
だから何かしよう、とアニメの現状と自身の失望感へのレジスタンスとしてその時に試みたのが、『エヴァンゲリオン』というTVアニメの企画開発と他アニメ作品の分析と検証だった。
失望から希望を見出す動因として始めた本誌の編集作業が結果的に、『エヴァ』という企画を纏める要因となっている。『シン・ゴジラ』を創れた御陰で『シン・エヴァ』が形になった様に、「逆シャア本」を作った御陰でTV版『エヴァ』を進める事が出来たと思う。
インタビューと寄稿者の一覧
【インタビュー】
- 富野由悠季
- 山賀博之
- 井上伸一郎
- 内田健二
- 北爪宏幸
- 出渕裕 (イラスト寄稿も有り)
- 鈴木敏夫
- 永島収
- 押井守
- 幾原邦彦
- ゆうきまさみ(4コママンガ寄稿も有り)
【寄稿者(イラストを含む)】
- あさりよしとお
- 大月俊倫
- 會川昇
- 早見裕司
- 此路あゆみ
- 鶴田謙二
- サムシング吉松
- 藤田幸久
- ことぶきつかさ
- むっちりむうにい
- ふくやまけいこ
- 美樹本晴彦
【書籍データ】
- 書名/「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版]」
- 定価/3000円+税
- 企画・編集・発行/株式会社カラー
- 協力/特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)
- 発売/株式会社スタイル(アニメスタイル)
おすすめ記事
関連記事
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
-
川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
-
中村雅俊と五十嵐淳子の三女・里砂、2年間乗る“ピッカピカな愛車”との2ショを初公開 2023年には小型船舶免許1級を取得
-
大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
-
「壊れてんじゃね?」 ハードオフで買った110円のジャンク品→家で試したら…… “まさかの結果”に思わず仰天
-
猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
-
なんと「身長差152センチ」 “世界一背が低い”30歳俳優&“世界一背が高い”27歳女性が奇跡の初対面<海外>
-
大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
-
「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
-
「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた