「西松屋の歯ブラシで子どもがケガ」投稿拡散 西松屋は注意を呼びかけるも「リコールはしない」(1/2 ページ)

編集部の取材には、「商品の改良は引き続き検討していく」と回答しました。

» 2022年12月12日 11時30分 公開
[ねとらぼ]

 子どもが西松屋の歯ブラシでケガをしたとする投稿がTwitterで拡散しています。西松屋はこれを受けて、公式サイトで注意を呼びかけています。

 問題となっているのは、のど突き防止プレートがついた抗菌トレーニング歯ブラシ。5〜8カ月ごろ用、8〜12カ月ごろ用、12〜16カ月ごろ用がセットになっています。パッケージには「握る・くわえる」「赤ちゃんの手にフィット」などと記載されています。

 Twitterに投稿したmilleさん(@mille0906)によると、子どもが歯ブラシをくわえようとしたら、プレートごと口にはまってしまい、プレートの縁にあるバリ様の突起で歯茎が3センチほど切れてしまったとのこと。

 子どもは尋常ではない泣き叫び声をあげ、口の中が一面血で真っ赤に染まっていたそうです。すぐに病院に連れて行って傷口は塞がったものの、20日ほど経過しても歯茎に傷跡は残っているとmilleさんは述べています。

 milleさんは西松屋に問い合わせたものの、リコールはしないとの回答だったとのこと。その後同社は「お子様がSmartAngel抗菌トレーニング歯ブラシをご使用された際に、付属されております、のど突き防止プレートがお子様の口の中に入ってしまったという事象が発生いたしました」と公式サイトに掲載。「のど突き防止プレートはお子様の口の中に入らないよう配慮した大きさにしておりますが、お子様がSmartAngel抗菌トレーニング歯ブラシをご使用の際は、目を離すことのないようにお願いいたします」と注意を呼びかけています。

西松屋「商品の仕様は問題ないと判断」

 ねとらぼ編集部が、なぜリコールしないという判断に至ったのか西松屋に取材したところ、西松屋は「商品についているのど突き防止プレートは、小さい子どもの口には入らない設計となっているため、仕様上は問題ないと判断した」と回答。他のトレーニング歯ブラシについても「安全性には配慮している」としています。

 今後の対策について尋ねると、「商品の改良は引き続き検討していく」と述べました。

 

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