亡くなった飼い主の帰りを2カ月待ち続けた猫…… 暖房のない家でガリガリに痩せた姿に「涙が止まりません」「寂しかったね」
いつ帰ってくるの?
埼玉県で動物保護活動をしているNPO法人「にゃいるどはーと」が、亡くなった飼い主を家で待ち続ける猫を保護する動画をYouTubeに投稿しました。動画は13万回以上再生され、コメント欄には「保護していただきありがとうございます」「ずっとひとりで待っていたと思うと涙が止まりません」といった声が寄せられています。
知り合いの司法書士の先生から連絡を受け、あるお宅の前にやってきたのは「にゃいるどはーと」代表の東江ルミ子(あがりえ・るみこ)さん。生活保護を受けていた一人暮らしの飼い主さんが亡くなり、行政から家の整理を頼まれた司法書士の先生が誰もいない家で約2カ月間ずっと待ち続けている猫を発見。今回保護をお願いすることとなったそうです。
猫の生存確認はすでにされており、どうやら飼い主さんの知り合いがごはんをあげてくれていたもよう。今回は、司法書士の先生立ち会いのもとお宅にお邪魔して保護することになりました。
ドアを開けると……早速部屋の隅っこにいる猫を発見。ごはんは置いてありますが、ガリガリに痩せています。暖房もなく寒い家の中で体調を崩してしまった様子。
飼い主さんが女性だったこと以外は情報はほぼなく、猫の名前も飼い主さんの年齢も不明。しかし、部屋の中を見てみるとシニア11歳以上のペットフードがあり猫ちゃんの年齢が高齢なことが分かります。さらに、人懐っこい姿から飼い主さんにかわいがられていたことも伝わってきます……。
猫ちゃんに話しかけると「みゃーん」とお返事してくれることから、名前を「みーちゃん」と命名。やさしく声をかけ、ケージにごはんを置き入ってくるのを待ち、扉を閉め無事に保護完了しました。
みーちゃんを連れていく際、お世話してくれていた人に保護したことや連絡先を記した手紙を置いていき、その後、連絡がとれました。
お世話をしに初めて家に行ったときには、床はふん尿まみれで猫はもっと痩せていたこと、遠方に住んでいたため毎日ご飯をあげに行けたわけではないことを話してくれたそうです。入院中のお世話だけという話が飼い主さんが亡くなってしまったことから、みーちゃんを引き取ることもできないので保健所に引き取りの依頼をしようとしていたところだったとのこと。保護が間に合って本当によかった……。
そして検査をしてもらうため、みーちゃんを動物病院へ。診察の結果、猫風邪をひき少し脱水症状を起こしていたようです。さらに、血液検査の結果に大きな異常はなかったものの高齢なこともあり腎臓病がはじまっていることが分かりました。
点滴やノミ取り薬をつけてもらいシェルターに帰ってきたみーちゃん。風邪が治るまではソフトケースの中で過ごすそうです。
今回は保護することができましたが、近年独居の飼い主が亡くなり居場所を失うペットが急増中。1人でペットを飼っている人へのアドバイスをにゃいるどはーとのスタッフさんに聞くと、「生きているうちに後見人を決めておくこと」や「身内が無理なら第三者……友人や保護団体などに相談する方法もありますが、託す先の負担が大きいので万が一のときのことを考えてペットのための貯金もしておくと良いと思います」と、生きている間、元気な間に備えることの大切さを教えてくれました。
動画の最後には「あなたの隣のペットたちが最後まで幸せに暮らすことができるように準備してあげてください」と、団体スタッフたちの切なる願いが伝えられています。
にゃいるどはーとの活動の様子は、YouTubeチャンネル「【リアル犬猫保護活動】にゃいるどはーと」、サブチャンネル「にゃいるどハウス」、公式Twitter(@NPO48681819)で発信されています。さらに、代表東江さんのTwitter(@satoshirumi)、Instagram(@agarierumiko)、TikTok(@nyairudo_1min)でも、保護猫や保護犬たちの様子を見ることができます。
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