初めて同人誌を作る友人に「こんなにお金かかるの?」と聞かれて…… 経験者ならではのクールな返しに共感の声(1/2 ページ)

これが創作者の思いだ!

» 2023年05月26日 20時30分 公開
[Kamiharaねとらぼ]

 同人誌の制作費を巡る友人とのやりとりがTwitterに投稿され、記事作成時点で3万7000件の“いいね”を集めるなど話題になっています。多くの創作者が共感した、同人誌にかける思いとは……?

の画像 創作者が同人誌にかける思い(※画像はイメージです)

創作者が同人誌にかける思い

初めて同人誌つくる友人がオフセット印刷の料金調べて『これ本当?こんなに同人誌作るのってお金かかるの?』って怯えてて、早割やらなにやらするけど逆に割増というのもあってね…って説明したら『なんで同人作家って原稿なんて苦しい思いした後大金払うの?狂ってるの?』って聞かれた。狂ってるよ。(ねるこはそだつさんのツイートより)

 投稿者は、漫画家として活動している「ねるこはそだつ」(@rai_ww)さん。ある日ねるこはそだつさんは、初めて同人誌を作るという友人から「同人誌を作るのにはこんなにお金かかるの?」とたずねられました。

 同人誌とは、同じ趣味や志を持つ人同士が集まり、自ら資金を出して漫画や小説などの作品を制作・印刷する冊子のこと。出版社を通さず、自分の作品を好きなように表現できるのが大きな魅力です。

 友人は初めて同人誌を作るにあたり、書籍やパンフレットの印刷などに用いられるポピュラーな印刷方法「オフセット印刷」を選択。料金を調べ、その費用のあまりの高さに驚いてしまったようです。

 おびえている友人へ、早く入稿することで料金を抑えられる割り引き制度があることを伝えたねるこはそだつさん。そして場合によっては割増料金がかかることもあるなど、同人誌印刷の料金について詳しく説明をしました。

 すると友人は思わず「なんで同人作家って原稿なんて苦しい思いした後大金払うの? 狂ってるの?」とたずねたといいます。ねるこはそだつさんはこの問いかけに対し、「狂ってるよ」と冷静なコメントを返したのでした。

 楽しくも苦しい思いをして締め切りまでに原稿を仕上げた後、高い費用を支払ってまで同人誌を作ることに驚いた友人と、それを当たり前に受け入れているねるこはそだつさん。初心者と経験者のギャップが伝わるやりとりでした。

 投稿へは「そうだとも、狂気なくして創作はありえんさ」「ワロタ。ホンマそう」「そう、それはパッションの極地」「文章・イラストなど、自分の思考が具現化された時のエクスタシーは病みつきになるぞ」など、多くの創作者から共感の声が寄せられています。

 日本では、明治時代から小説や俳句などの愛好者が発表の場を求めて同人誌を刊行していました。現代においても、自由に作品を発表できる同人誌は大切な自己表現の場であり、「お金を支払ってでも作る価値がある」と考える創作者は多いようですね。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  2. /nl/articles/2411/20/news049.jpg 高校生の時に出会った2人→つらい闘病生活を経て、10年後…… 山あり谷ありを乗り越えた“現在の姿”が話題
  3. /nl/articles/2411/20/news222.jpg ディズニーシーのお菓子が「異様に美味しい」→実は……“驚愕の事実”に9.6万いいね 「納得した」「これはガチ」
  4. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  5. /nl/articles/2411/20/news054.jpg 「防音室を買ったVTuberの末路」 本格的な防音室を導入したら居住空間がとんでもないことになった新人VTuberにその後を聞いた
  6. /nl/articles/2411/20/news050.jpg プロが教える「PCをオフにする時はシャットダウンとスリープ、どっちがいいの?」 理想の選択肢は意外にも…… 「有益な情報ありがとう」「感動しました
  7. /nl/articles/2411/21/news083.jpg 間寛平、33年間乗り続ける“希少な国産愛車”を披露 大の車好きで「スカイラインGT-R R34」も所有
  8. /nl/articles/2411/21/news085.jpg 「もしかしてネタバレ?」 “timeleszオーディション”候補者がテレビ局を退社 ディズニーの“船長”としても話題
  9. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
  10. /nl/articles/2411/21/news018.jpg グルーミングが出来ない生まれたての子猫、とんでもない体勢になり…… 想像以上のへたくそっぷりに「どこにも届いてないww」「反則級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた