環境活動家がモネの絵画に赤い塗料をべったり 貸し出していた仏オルセー美術館が作品の状態についてコメント発表
よかった……。
スウェーデンのストックホルムにある国立美術館で6月14日、2人の環境活動家が仏画家クロード・モネの作品へ赤い塗料を手で塗りつけるという事件が発生。この作品を貸し出していた仏オルセー美術館のクリストフ・ルリボー館長は、記者会見で作品が無事であったことを伝えました。
館長は15日、2025年から2027年にかけて予定されているオルセー美術館の再開発工事についての記者会見を開き、そこで今回被害にあった「ジヴェルニーのモネの庭」(1900年)に言及。両美術館の修復家がテレビ会議により作品の状況を検証し、その結果「いかなる損傷も受けていない」と結論されたことを発表しました。
今回の事件は、環境保護団体「Aterstall Vatmarker」のメンバーである看護師と看護学生の女性2人が実行したものでした。まず赤い塗料を付けた手を保護ガラスの上から作品に付け、下に塗り広げるようにして塗布。そのあと2人は「状況は悲惨です。パンデミックなど比較にならない、想像もつかないようなことがこれからやってくる」などと主張しました。2人はこの抗議活動を終えたあと、同地の警察によって逮捕されています。
同団体のInstagramアカウントはこのときの動画を投稿し、「このモネの絵画のような豪華な庭園はもうすぐ過去のものとなってしまう。大気が汚れるほど私たちが安心して暮らせる未来はなくなっていくのです」などとコメントを添えました。またAFPとのインタビューでは同団体の広報担当が、スウェーデンの政府は気候変動に関する国際公約を守っておらず、31%の温室効果ガス排出量削減を達成してないと非難しています。
近年、ゴッホの「ひまわり」やフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」などの名画に液状のものを掛けるといった行為により主張を広めようとする環境保護団体による活動が続いています。
国立美術館の広報担当者はスウェーデンのDagens Nyheter紙へ、モネの絵画を展覧会へ戻すため、現在オルセー美術館と話し合いを続けていると述べています。
関連記事
仏セザール賞壇上に環境活動家が侵入 司会者が笑った写真に“嘲笑”と批判され抗議「操り人形にされるのは不愉快」
生放送は一時中断。ウクライナ出身インフルエンサー、カンヌのレッドカーペットで“血まみれ”抗議 「出禁になったけれどその価値はあった」
賛否含めて反響を呼んでいます。アカデミー授賞式登場の保護犬、ジョン・トラボルタ一家が引き取ることに 「今年のオスカーにもいいところが」と視聴者ほっこり
幸せになって!仏で動物愛護に関する法案が可決、ペット店での犬猫販売・水族館のイルカ飼育が禁止に 動物愛護団体と水族館の反応を取材
動物愛護に関する法案が可決されました。環境活動家がフェンスを破って不法侵入 ドイツ、ベルリン国際空港の滑走路に手を接着して座り込む 多数の利用客に影響
一時滑走路が閉鎖される事態に。オンリーワンの希少車が環境活動家の餌食に ウォーホル作「BMW M1アートカー」に小麦粉を撒き散らす暴挙 実行者は現場で取り押さえられる
なんということを。スーパーカーに手を接着 パリモーターショーに環境保護を訴える活動家たちが襲来、展示されていたフェラーリに黒いペンキを撒き散らす
12人のうち11人が逮捕されたそうです。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
万博の“着物ショー”に天皇陛下だけ許される「装束」登場で物議…… 「深くお詫び」主催者謝罪
お隣さんから丸見えの土地→巨大ウッドフェンスを7日かけてDIYしたら…… 雰囲気ガラリで「すごい大作ですね」「ワクワクした」
大人なら解けないと恥ずかしい? 「(1/8)−(1/8)」を計算せよ!【算数クイズ】
【べらぼう】「子供に見せられない」 突然の“ぶっ飛び演出”に「いったい何を見せられてるのか」「攻めすぎ」の声
75歳のおじいちゃん「ニコニコ超会議に初参加じゃ」→“ほぼ本物”の有名キャラのコスプレに「すげえ……」「圧倒的にすごい」
PCの勉強をはじめた72歳父→2年4カ月後…… “とんでもない成長”に称賛「すごいです」「尊敬しかありませぬ」
娘誕生の大谷翔平、家族3人の初「母の日」に感嘆の声も……子のそばで刻まれた“勲章”へ「活躍ぶり証明している様」「仕事人パパ」
「これで5000円……」 万博・英国館の「紙コップアフタヌーンティー」が議論に 代表「寄せられる声大切に」
ディズニーの人気アトラクションで撮影した“奇跡の1枚” レアすぎる光景に「罰ゲームに見えた」「シュールでワロタwww」
大人なら解けて当たり前? 「2+(1/2)」の答えは?【算数クイズ】
- クリスマスに出会ったギャルとギャル男が21年後…… 誰も予想できない現在に「素直に凄い」「人に歴史あり」と称賛の声
- 「もうこのパンツで十分」 ワークマンの“1500円パンツ”が売り切れ続出の大反響 「相当な企業努力」「驚異的」
- 「もうシソは買わない」 ペットボトルに種をまいて1年後…… “食べ切れないほど”の大収穫に「今年はこれで育てます!」
- 息子が中学生のときに迎えた柴犬、一緒に育って9年後…… 涙が出そうなふたりのビフォーアフターに「最高の相棒」
- 「なんとかして」 ワークマンの話題騒然“不審者パーカー”、高額転売に怒りの声…… 「どうにかならないのか」
- メガネ模様の子犬→成長したら…… 「やば」「こりゃーたまらん」予想外の姿に大反響「アザラシの子どもって感じ」
- 獣医師に「何の動物ですか?」と聞かれた子犬 「これは……クマですね」「もう異次元の可愛さ」と反響集めた2年後の現在は? 飼い主に聞いた
- 「大谷翔平が娘の名前を公表」 YouTubeなどで「デマ画像」の投稿相次ぐ 生成AI活用か…… 「ひどい」非難の声も
- 小5息子の体操服のゼッケン、進級で…… 「4年5組→5年3組」にする強引な“力ワザ”に「すごい!完璧!」「笑いが止まらない」
- 「やば欲しい」 ダイソーに1100円で売っていた“驚がくの商品”が1000万表示 「すっげ」「今度買ってこよー」
- 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
- 小学生時代「こんなプラモ誰が買うんだよw」→40年後…… “大人になった”を実感するエピソードに「分かる」「特大ブーメランw」
- 49歳病没の大宮エリーさん、生前開催の個展で「体調も万全でなかったので不安」 3カ月前には苦しげな姿も「声が出にくい」
- 自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
- 自宅の犬小屋に住み着いた野良猫、1年後の姿に「泣いた」と大反響 それからどうなった?現在の様子を聞いた
- 100万円の“錦鯉”を自宅の池に入れたら…… 「おかしいでしょ」3日後、まさかの事態に「鯉は難しい…」「信用が大切ですね」
- パパに、保育園へ行く娘のヘアアレンジを任せたら…… ママがひっくり返った“仕上がり”が400万表示「重力どこ?」「頑張った感がいい!」
- 「成長したらそのうち襲ってくる」と言われたワニ、16年後……→ 280万回再生を突破した驚きの姿に「初めて見た」の声
- 人里離れた山にカメラを設置→1週間後…… 「なんで?」映っていた“意外すぎる住人”に「笑った」「実在していたのか!」
- 「神パンツきた」 ユニクロ新作“3990円パンツ”が品切れラッシュの大人気 「過去イチかも」「本当にこれは買い」