東映「相棒」「仮面ライダー」元社員がセクハラ問題で労災申請 60代スタッフが「会いたいです」など執拗な連絡(1/3 ページ)
東映グループでのセクハラ問題には前例がある。
東映で「相棒」「仮面ライダーリバイス」などの制作に携わっていた元社員で20代の女性が6月22日、記者会見を開き、セクハラや長時間労働などが原因という精神疾患の発症について、労働基準監督署に労災申請をしたと明かした。
女性は2019年4月、東映に新卒で正社員として入社。本社でのデスクワークの後、製作部や演出部といった制作現場で「死神遣いの事件帖」「相棒」などの作品に携わった。2020年9月からは「仮面ライダーリバイス」のプロデューサー補佐(AP)を務めていた。
制作現場ではセクハラや過重労働、残業代不払いが蔓延しており、女性は2021年6月から適応障害で休職した。その後、労働組合「総合サポートユニオン」に加入し、団体交渉を続けてきた。2022年10月には転職にともない、退職している。
60代スタッフがLINEで「会いたいです」など執拗な連絡
女性に対するセクハラをめぐっては、東映が社外弁護士による第三者調査を実施した。その結果、フリーランスのスタッフ2人によるセクハラが認定され、女性は2022年12月に文面での謝罪を受けている。
セクハラだと認定されたのは、60代でフリーランスのスタッフA(録音担当)が女性にLINEやショートメッセージを送付し、飲食に誘って「会いたい」と告げたことや、女性が手袋をつけているのを見て「寒いね。こんなぶかぶかの手袋だと温まらないでしょ」と言い、手袋の上から手をぎゅっと握ったことなどだ。
より具体的には、女性はAから執拗にLINEを送られ、しばらく未読無視していたところ、電話やSMSでの連絡も受けたと訴えている。女性によると、Aは未読無視をしている理由を「飲みに行く約束を破ったから怒っている」と思い込んでいたという。Aが「機嫌が直ったら電話かLINEください。会いたいです」などと、絵文字混じりで誘うLINEの文面のスクリーンショットが残されている。
セクハラはAのみならず、同じく60代でフリーランスのスタッフB(助監督)による加害もあった。Bの言動でセクハラだと認定されたのは、女性に対して「彼氏はいるか」と聞いたことや肩をポンと触ったことの2点だ。
しかし、これらの被害に加えて、Bに「俺の彼女になるか?」と言われたり、撮影前に向かい合うシーンで俳優の代役として名指しで指名され、「俺の目をじっと見ろ」と2度も言われたりする被害もあった、と女性は訴えている。
その後のセクハラをめぐる社内の対応にも問題があった。第三者調査を経て、東映は監査部の社員が女性に我慢するべきという趣旨の発言をしたことや、調査を開始せずに適切な措置を講じなかったことなどを認定済みだ。
より具体的には、会議室での監査部の社員との面談では、「はっきり言うと、これはストーカー事件にもなり得ない、現状では。そういうことなので、まずはぴしゃっと無視、ブロック」「逆上してきたらそのときにまた連絡してください」などと言われた、と女性は主張している。加えて、Aについて若い女性ならば誰にでも同様のことをする「常習犯」だと言及する場面もあったという。
東映はAとBに厳重抗議し、すでに2人とは同社との契約関係はないものの、万が一今後業務委託契約する場合はハラスメント防止の教育プログラムを受けさせる予定だと女性側に約束した。特に、Aに対しては、女性の連絡先やこれまでのやり取りのみならず、他の女性従業員への携帯電話・メール・SNSアカウントの削除を命じたとしている。
東映は監査部などの社員には厳重注意のほか、近日中に研修を受講させるなど対応すると説明。加えて、2022年2月1日付けで、新しいハラスメント防止規程を制定し、ハラスメント相談を受けた際の対応の担当者やフローを構築・明確化し、社内グループウェア上で常時公開するといった、社内体制に変更したなどとアピールした。
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