猫アレルギーの釣り師が子猫を保護した翌日、別の野良子猫と出会い…… 優しさと責任感あふれる行動に「尊敬しかない」の声
動物の遺棄は犯罪です。
YouTubeチャンネル「釣り好きタケちゃんネル/fishing take channel」に、釣り旅中に鳥に狙われそうになっている捨て猫を発見→保護した様子が投稿されました。記事執筆時点で動画は116万回以上再生され、1万件近い高評価が寄せられています。
投稿主のタケさんは釣り好きな三児のパパさん。職業・釣り師として釣りに関することを中心に、さまざまなメーカーと契約し活動を行っているそうです。この動画を撮影したときは釣り旅中で、いつもの活動場所ではない離島でロケを行っていたのだとか。
ハチワレの子猫とタケさんはある山の中で出会ったそうですが、初日の子猫は警戒心をあらわにしていたのだとか。しかし翌日にも姿を見せたため食べ物をあげてみたところ、あっという間になついたのだそうです(近くにお店がなかったため、緊急で手持ちの食べ物を食べさせています)。
あまりにも人馴れしているため近所の方に話を聞くと、子猫の姿は1週間くらい前から見るようになったこと、少なくとももう1匹いること、親猫の姿は見ていないことが判明します。そしてこれらの理由から捨て猫だと思われる、とのことだったのです。
タケさんは本来猫が苦手な犬派、かつ猫アレルギーも持っていました。しかし人なつこく、鳥に命を狙われている子猫を放っておくことができず、家族と相談のうえで保護することに決めたのでした。
まずは最寄りの警察署に行き、捜索願いが出ているかどうかの確認とあわせて拾得物の書類を書くことに。警察署の職員いわく、野良の可能性もゼロではないものの、「親猫がいない」「人に慣れすぎている」猫は捨て猫の可能性が非常に高いとのこと。
そしてそのまま警察署で確認してもらったところ、やはり捜索願いは出ていませんでした。
そして子猫を保護した翌日。なんと、子猫がもう1匹姿を現したのです。鳥に狙われないように草むらを移動する子猫を見ていられず、こちらの子猫も保護することに。
ロケを終えたタケさんはフェリーで帰り、自宅に帰る前に真っすぐ動物病院へ向かいました。そして診察を受けたところ、子猫は生後5〜6週間であること、そして虫などがおらず人に慣れすぎていることから、もともと人に飼われていた捨て猫である可能性が非常に高いことが明らかになったのでした。
もともと犬派であり、一生猫を飼う予定はなかったというタケさんですが、1匹目のハチワレは「ハナ」ちゃん、2匹目のキジは「イルカ」くんと名付け、家族の一員にすることを決意。猫はもちろん、魚やカメ、あらゆる生き物をペットとして飼うときは最後まで責任を持ってほしいと、強く願うタケさんなのでした。
タケさんはYouTubeチャンネル「釣り好きタケちゃんネル/fishing take channel」とTwitter(@turitakechan)、Instagram(@yasuyuki.takemoto)に、釣りに関連する動画や写真を投稿中。ハナちゃんとイルカくんへの視聴者の関心も多く、専用のYouTubeチャンネル「猫は小判」を新たに開設、今後2匹の様子はこちらに投稿していくとのことです。
画像提供:YouTubeチャンネル「釣り好きタケちゃんネル/fishing take channel」
(三日月 影狼)
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