たくさんの野良犬を助ける男性 殺処分ゼロの国の保護活動の様子に「助けてくれてありがとう」と感謝の声集まる【トルコ】（1/2 ページ）

ワンコたちが幸せでありますように。

[春夏冬つかさ，ねとらぼ]

　足をケガした野良犬のほか、多くの野良犬を助ける男性の様子が、トルコで撮影され、YouTubeチャンネル「Sevpati」に投稿されました。動画は記事執筆時点で1万9000回再生を突破しています。

足を骨折して捨てられていたセッターを保護しました

　YouTubeチャンネル「Sevpati」では、トルコで暮らす野良犬たちの救助の様子が数多く投稿されています。トルコには動物たちを「物」や「商品」ではなく、「生き物」として権利を有する存在であると定めた「動物の権利法」があり、犬・猫の殺処分はなんとゼロ。そのため路上には多くの野良犬や野良猫が暮らしています。

　しかし悲しいことに、法律があるからといって野良犬たちがみんな幸せというわけではありません。心無い人間に連れ去られたり、事故にあったり、じゅうぶんにごはんが食べられなかったり、さまざまな困難があるようです。投稿者さんは、そんな野良犬たちにごはんを与え、ケガや病気の子は動物病院に連れていくといった保護活動をおこなっています。

　動画は、最初に片足を骨折してガリガリに痩せた野良犬にごはんをあげるところからスタートします。その間にも途中で4匹の子犬を見つけてごはんをあげて保護したり、子犬がいなくなってしまった母犬のために子犬を探したりと大忙しです。多くの野良犬たちには避妊・去勢手術が施されているようですが、やはり全員に施せているわけではなく、どうしても子犬たちが生まれてしまうようです。

元気になってほしい

　道路にたくさんいる大きな野良犬たちにごはんをあげたり、森の中にあるごはん場所にごはんと水を補充したり、日本とは違う光景に驚きます。しかし投稿者さんが接している野良犬たちはみんなうれしそうにしており、たくさんの野良犬たちが彼に助けられているのだということが伝わってきて感動します。

日本にはない光景

　コメント欄には、「ごはんの補給ありがとうございます！」や「私たちはこれらの命に敏感になるべきだし、彼らが神のものであると考えて行動する必要がある」などの声が寄せられました。トルコの野良犬たちに対する保護活動の様子が垣間見える動画でした。