ヤマト運輸のシンボルがクロネコマークなのはどうして? ロゴに込められた企業理念とは(1/2 ページ)
ちゃんと理由があったんです。
親ネコが子ネコをくわえたロゴでおなじみのヤマト運輸ですが、社名にも創業地にも由来しないこのマークがどうして同社のシンボルとなったのか、その理由を調べました。
このロゴは、もともとアメリカの運送会社アライド・ヴァン・ラインズ社のマークに着想を得たものです。同社は1957年にヤマト運輸と業務提携を結んでおり、ヤマト側の社長がアライド・ヴァン・ラインズのマークを目にする機会がありました。
そのマークには、親ネコが子ネコをやさしく運ぶ様子が描かれていたのですが、これは荷物を丁寧に扱う「careful handling」の精神を端的に表したもので、強く共感したヤマト運輸の社長が先方に使用許諾を取り、自社用にアレンジすることにしたのだといいます。
日本版のデザインを担当したのは、当時の広報担当者。日本人に親しみやすいロゴをつくろうとしたもののなかなかよい案が浮かばなかったのですが、最終的には6歳の娘が描いたネコの絵をヒントに、現在のものにつながるロゴマークを完成させました。
ちなみに、モデルとなった絵は、長年親ネコの周りに2匹の子ネコが描かれたものとされていましたが、2016年にはその絵の裏から親ネコが子ネコをくわえている絵がみつかりました。そのため、現在はこちらがモデルではないかといわれています。
お客様の荷物を、親ネコが子ネコをそっと運ぶかのような気持ちで――おなじみのクロネコマークには、このような運送業者の心構えが込められていたのでした。
参考文献
筆者:近藤仁美(こんどう・ひとみ)
クイズ作家。国際クイズ連盟日本支部長。日本テレビ系「高校生クイズ」「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」など、各種媒体に問題を提供する。クイズの世界大会「World Quizzing Championships」では、日本人初・唯一の問題作成者を務める。
関連記事
- 傘やレインコートなどの撥水機能を復活させるにはどうすればいい? → コツは「熱」にあった “意外なライフハック”が便利そう
諦めるのはまだ早い。 - そんな開け方が……!? 亀田製菓公式が教える“柿の種の袋の開け方”に「天才」「この発想はなかった」
すぐにでもやってみたくなる。 - アッという間に泡が広がる! アース製薬のお風呂洗剤の威力がすごいと話題 「お風呂掃除楽しくなりそう」「絶対買います!!」
1回だと仕組みが分からなくて何回も見てしまう。 - 「昔のマクドナルドは安かった」論争が勃発 意外と知らない“商品価格の歴史”をマクドナルドに聞いてみた
思ったより波があるようです。 - 公衆電話はどうしてあんなに大きいままなのか? NTT東日本が語る“納得の理由”
NTT東日本は「現在の機能をもたせたまま、小型化するのは一定の限界がある」と回答。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
-
“ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
-
高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
-
「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
-
「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
-
「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
-
“歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
-
黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた